(中国新聞より)
ある小さな会合で今年のクマの出没や目撃が話題になった。市役所から発信される市民メールによると、10月だけで80回あまりのクマの出没や目撃情報が送られて来た。先日は猪駆除中のハンターがクマに襲われ負傷という事件があった。
頻繁に出没する地域の方は、目撃しても届けない例もあり、実際はもっと多いと言われる。市内北部の民家の点在す地域の庭に出たクマを家人が撮られた写真を紙面で見て驚いた。クマは保護獣なので放獣が原則で、勝手に駆除は出来ないということらしい。目撃や被害が日常的な方は、駆除するしか被害を減らす方法はない、と声を強くされた。駆除に反対する人らもあるという。
クマも気の毒な事と出没の遠因を話す方もあった。その話は「山を切り開き高速道や地方道が次々と整備がされ、餌場も棲み処もなくなっている。風力や太陽光発電などでも同じことで、行き場のないクマなどの野生動物は食い物のある人里に出る」という。確かに一理ある現実だと思う。
「住宅地に出る猪を追い払うと、昔は山の中へ逃げていたが最近は、山のふもとに沿って逃げる」という。猪のお産が人里に近くなっていることが原因だろうと聞いた。うり坊が親について獣道を上る場面に出会ったことがある。農獣という言葉は頭に浮かばなかった。
(今日の575) 農獣を里に下ろした高速道
いる‥と云われています。そろそろ冬眠の時期ですが
まだ出没が報道されて警戒注意報が発令されて
います。人間の残飯を食べ 冬眠を遅らせている
のだろうか・・
猟友会が駆除の支援をしているのだがトラブルが
あってヒグマが出没しても猟友会は出動しない‥と
困った問題でもめています。
駆除はされているがその数の公表は難しい背景があるという話は耳にしております。