
弱いけれど冷たい風の吹く日でした。何度も通った道ですが、こんなにのどかな様子には初めて出合った。
川向こうへ行こうと橋へ向って歩いていた。その手前を十数羽の鳩が道幅いっぱいに広がって私のほうへ歩いて来る。その様子はいかにも通りなれた道だ、といういうように見える。舗装されたそこにはついばむ餌などないだろうに、ついばむしぐさでこちらへやってくる。
周囲へ気を使う様子など全くない。それは堂々というか恐れを知らぬというか、人に例えれば落ち着きはらっている。
私は道の端を、鳩の横隊行進を妨げないように避けて通った。橋を渡り終わるまで車は通らなかった。鳩の行進は続いたのだろうか。鳩の進む向こうには車もよく通る大通りがある。どこまで鳩は進めるのだろうか。
地域の人の優しさが鳩には分かっているのかのような鳩行進。それにしてものんびりとした、つかの間の眺めを楽しんだ。
(写真:大きな街では見れない鳩の横隊行進)
路上を行進するハト‥路上に餌があるのだろうか‥
北海道のハトは山鳩で冬は姿が見えません。
5月初めになると播種した大豆や小豆を食べに
畑に飛来します。
北海道の雪の中で山鳩はどんな暮らしをしているのですか。餌が気になります。