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怪談とは「ばけものに関する話。妖怪・幽霊・鬼・狐・狸などについての迷信的な口碑・伝説」(広辞苑)とある。地域に伝わる「岩邑(がんゆう)怪談録」(岩国徴古館)に出てくる地名を手掛かりに現地を訪ね怪談の口語訳を地図に取り込んだ「岩国怪談探訪地図」がある。作っているのは「市民団体・岩国物の怪地図研究会(2020年設立)」。
これまで4弾まで発行。第1弾:横山編、第2弾:錦清流編(市北部)、第3弾:山陽編(市南部)、第4弾:岩国編(市全域)、これまでに約70編(私の認識数)の怪談が紹介されている。話が地図に落とされており、読みながら、そうかこの地ならではなるほど、こんなことも伝わっているのか、そりゃあ気味悪かっただろう、あのそばは通ったことがある、などと知らなかった話に釣り込まれる。
現地調査の様子はフェイスブックを訪問し見ている。藪の中、雑木の茂った山林、山の急な法面の細い道、神社への長い石段、茂みの中の石碑、山峡の清流道等など、昔、物の怪たちが通った場所を歩かれている。写真では聞いていたがこんな形なのかと目が覚める時もある。FBからは年中人里離れたところを歩かれている様に思える。
第4弾の後書きのようなところに「道はあらゆるつながりを 未来へ紡いでいくのです。今も、怪道の彼方で 物の怪は待っています」とあり第5弾が待たれる。なお、地図の内容はいかなる形であっても転送は禁となっており具体的な紹介は省いております。
(今日の575) 妖怪に会って聞きたい人の途
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