日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

風景が変わる

2023年11月26日 | 地域

 久しぶりに訪ねた知人の家の周りが変わっていた。知人の家は稲田を埋めたてた分譲地に20年くらい前に建てた。隣接地に大きな農家の家屋と広い庭があり、周囲には稲田や畑が並んでいた。やがて宅地になるんだろうと思いながら見ていた。次第に新築が増え、隣接の農家は貸し駐車場に変わるなど、かつての農業地域の風景はすっかり変わった。

 それでも知人宅の前に300坪以上あるかと思う農地は角地で四角、最近まで米も野菜も作られていたが、様子が変わっていた。稲刈りの跡は無く、畑の手入れも行き届いていない。隅の方に置かれた農作業機に掛けたブルーシートははぐれ風に揺れている。すっかり住宅に取り囲まれた農地、宅地化が近いのか。

 市の中心街から車で20分くらいのこの地は、昭和40年代半ばころまでは農業地域で、バスの通る道の両側は稲田と畑が続いていた。やがて周辺の山は削られ大きな団地が複数造成された。削り崩された廃土は田畑の埋め立てに転用され農地も次第に宅地に変わった。

 小学校は拡張、中学校は新設、複数の医院にスーパー、商店が進出、おおきな住居地域へと変わっていった。しかし、「50年近く過ぎると若い人は離れていき、高齢化が進み当初の華やかさや活気が薄らいだ、ここまで核家族化が進むとは思っていなかった」、と居住者から聞いた。ここらに解決策があるのかもしれない。

 (今日の575) あこがれた団地の夢が薄れいく
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