日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2006年12月17日 | 自然 季節


ある盆地。曇りで肌寒く湿度の高い天気のなせる技か、盆地周囲の山は薄ぼんやりと霞んでいた。それは薄い墨絵のように。霞は手前とその奥に位置する山の間に静かに漂っているように見えるが、遠くて本当の姿は分からない。

霞と霧、気象的には区別されているそうだが、見る人のいる場所で変わると言われ、本質的には「空気中に細かい水滴が浮いている状態」で同じものと説明されている。

遠くの山並みを見ていると田園の良い風景に見えるが、目を落とすと沢山の休耕した田や畑が目に入る。野良仕事の姿は見えなかった。その周囲の造成地には新しい住宅が軒を連ね、別の住宅用地造成も進んでいた。そこだけ見ると街なかの住宅街に思えた。

そんな盆地に半日近くいた。周囲の山の様子に変わりはなかった。
(写真は周囲が霞んだ山の一部)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

錦町出張講座2

2006年12月13日 | パソコン講座


錦町の出張講座2日間雨。清流錦川沿いを上流へ向かうこと1時間で会場へ到着する。絶え間なく左右へハンドルを切る国道187号線だが、窓外の眺めは素晴らしい。雨空が山間に霧を漂わせている。カーブのたびにその姿が変わり一幅の山水画を観賞するに似ている。
そんな風景のなかで昨年の台風14号の被害による河川や道路の復旧工事が続けられているが、町並みは復旧されている。報道で知っている皆さんのご苦労は並たいていのことではなかった。

講座は満席で熱心に受講されている。講座の様子と受講者の声は明日の講座終了にお届けする。
(写真は車窓から観た山水風景、モノトーン調で)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

錦町出張講座 1

2006年12月11日 | パソコン講座


明日から錦町ふれあいセンターで出張講座。3日連続の出張講座は初めて。テキストなどの配布資料、パソコンと周辺機器の設定など準備を行った。

主催者の「受講者募集で定員オーバーし何名かの方にはお断りした。これは初めての経験」というコメントには緊張と責任を感じた。

錦町は旧玖珂郡錦町で、3月旧岩国市と合併し岩国市錦町となった。
錦エリア山口県の東北部、岩国市の最北端に位置し、東西15km、南北32kmで、県下第一の高峰地寂地山(1337m)をはじめ1000m内外の高峰が随所に屹立つ盆で錦川清流線の本社所在地で人口は4千名弱。錦川、宇佐川水系には渓谷、瀑布が多く見られ、山紫水明の自然卿には温泉もあり快適な街です(錦町商工会ホームページ参考)。

ITインフラについて充分とはいえない地域ですが、地道なパソコン普及活動を通してまち作りの一助になるようになろたい。
(写真は錦ふれあいセンター入る建物)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬支度

2006年12月10日 | 生活・ニュース
 

雲間から時おり青空が見える暖かい日だった。錦帯橋とその周辺は観光する人で賑わっていた。ソフトクリームの店先には求める人の列が見られた。乳母車を押す父親の姿を幾組か見かけた。

吉香公園の木々はすっかり落葉。イチョウの根本は黄色の絨毯となっていた。枝は少し軽くなったのか心なしか伸び伸びと揺れていた。松の幹に巻かれた除虫用のコモを背景にシャッターを押される家族もあった。

紅葉谷公園に洞泉寺(とうせんじ)がある。
禅宗、曹洞派のお寺で、室町時代安芸の国新庄に吉川経信によって創建され、吉川氏の岩国入りによって1603年(慶長8年)ここに移されて、洞泉寺なった。江戸時代、吉川氏歴代の菩提寺として筆頭であった。
山門の前には有名な「臥龍の梅」があり、樹齢390年を過ぎているそうだ。早春に開花し、訪れる人を和ませてくれる。県指定文化財の金銅如来像は釈迦如来として信仰を受けている(岩国観光ボランティアのホームページ参照)。

臥龍の梅を見に何度か訪れている。樹高は大人ほどなのに400年の重さを感じさせる。
臥龍の梅の手前に瞑想姿の「石像の子」が建っている。穏やかな顔を見ているだけで気持ちが癒される、そんな石像の子へ赤い毛糸で編んだ帽子と小さな肩掛けの袋が着けられていた。観光途中の方も「まあ可愛い」とシャッターを押されていた。

紅葉谷公園の紅葉は終終わっていたが、道沿いの落葉は秋をなごりおしそうに枝を見上げていた。
(写真は紅葉谷公園)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葉牡丹

2006年12月09日 | 生活・ニュース


花市場では正月用のセリが初まったと報道された。近郊の花屋にも葉牡丹・南天・シクラメンなど多くなり師走の情景になっている。
葉牡丹を見ると正月が近くなる、我家も例年通り葉牡丹を10株ほど植えた。

葉牡丹は「アブラナ科の多年草で、園芸上は1年草。ヨーロッパ原産。キャベツの1品種で観賞用。葉の色は白・黄・紫紅・鮮紅・淡紅など。葉はちりめん状をなし、牡丹の花のように美しい。正月の装飾として使う」(広辞苑)。また別の説明にはキャベツを改良し観賞用に栽培したとある。ヨーロッパ原産とあるが葉牡丹は日本独特の正月の飾りと説く方もある。


店頭の葉牡丹を見ると色・丈・葉、その種類は幾つもあり選ぶのに一苦労。葉の色、株の勢い、真直ぐに伸びているなどの自己診断で毎年買っている。でも診断は当っている、と毎年思う。春過ぎまで姿を変えながら楽しませてくれている。

12月に入って雨が多い。日陰がよい葉牡丹でも少しは陽射が欲しい。
(写真は今年植えた葉牡丹の1鉢)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賀状準備

2006年12月07日 | 生活・ニュース


「あの人の 賀状がついに パソコンで」元日の朝、一通の賀状からの句だ。
手書きの年賀状は、パソコン作成のものに比べ暖かさがある、といわれて相当な年数がたつ。パソコン初期のものは「活字依存」の硬さがあった。今では写真や豊富なイラスト、図形描画で描いた絵、文字も多彩になり素人でも楽しめる賀状作りが出来る。


パソコンの年賀状作成講座の受講者は、暑中見舞い講座の数倍にも達する人気講座だ。メールの影響で年賀葉書の発行枚数は年々減少と報道されるが、講座受講者数からは伺えない。

あと2週間ほどで賀状印刷を終えたい。賀状準備のころになると届く葉書がある。
喪中のため欠礼します。いま十数枚届いている。最近は主人の喪を連絡頂く葉書が増えた。ご冥福をお祈りいたします。

パソコンへ向かって思案しながら試案を作る。パソコン前はゴム版を彫っていたが、それに比べると作業は軽く綺麗に進む。手書きも版画もそしてパソコンも、心をこめて作れば何れも手作り作品、受取った人に喜んでもらえる新年の挨拶を送りたい。
(写真は思案中の年賀状本文)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然は不思議

2006年12月04日 | 自然 季節


今朝はこの冬一番の冷え込み。早朝ウオーキングの道を照らしてくれる月は寒さしのぎか時折雲に隠れるが、すっかり葉を落とした銀杏の枝は凛としていた。初冬までのあの虫や鳥たちの声は消えたままだ。今朝、餌を探しているのか小さな猪が畑を歩くのを見た。干石原付近の路上駐車している車の窓は凍っていた。

気をつけて観ると自然は自然に変化している。
葉が大きな芭蕉という植物。俳句では芭蕉は初秋、破芭蕉は晩秋、枯芭蕉は冬の季語とある。「1つの植物でも、その微妙な変化を見逃すことなくとらえて詠む」ことが俳句である、と述べてある。
ウオーキングの道沿いに十本ほどの芭蕉がある。夏には緑濃い数メートルはある葉、今は季語に読まれるそのままに変わった。写真には収められない。それでも大形多年草の意地か、数枚の薄緑の葉をみせる。

年をとっても自然は不思議、誰から伝えられ誰にどうして伝えるのか、いつもそう感じる。
(写真は開花前のミニ薔薇)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズメと煙

2006年12月01日 | 生活・ニュース
 

20羽ほどのスズメがブロック壁に並んでいた。いい被写体とばかりそっと近づいた。スズメは壁の上を移動した。何羽かは飛び去った。しばらく待って1歩動いた。スズメは又移動した。カメラを構えたら壁の内側にある布製車庫の屋根に移り、サー撮って、と思い思いの向きでポーズした。数は半分ほどになった。
少し離れすぎている。アップにしたら手ブレになる。2,3枚撮った。とたん一斉に飛び去った。上を見ると大きな鳥が旋回していた。名前は知らない。放射冷却で冷え込んだ気温はようやく暖かくなりかけていた。

少し離れた川土手の畑で、刈り取った草を焼く煙がゆっくりとたなびいていた。時折吹く風にはあがらうことなく漂っている。側の菊は倒れないように支えられており、煙を避けることが出来ない。風の向きでは燻製されそうだった。

今日から師走。退職後は師走の気忙しさが薄らいでいる。昼間見た2つの風景のように穏やかな年の瀬を送り、そしてくる年をむかえたい。
(写真は周東町で)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする