a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

野火止公演無事に終了 a letter from POLAR STAR

2021-06-14 11:11:08 | 劇団員リレートーク
皆さん初めまして。
制作部の橋本佳奈です。
よろしくお願いします。

普段私の仕事は野火止RAUMの2階で事務の仕事が多いので、
劇団員との関わりは少ないですが、
年齢が近い方や年上の方、研究生の方達と仲良くさせてもらってます。
実は事務の仕事は未経験から入ったので、
事務所の先輩に教わりながら仕事もしています。

稽古の様子も時々見ていてだんだん衣裳や音楽、
照明が出来上がってくると、
(皆さん頑張っているな…私も頑張らなきゃ)
と思うことがあったり、
今回は歌があるのでその音が聞こえてくると無意識に口ずさんでみたり…
CMの曲みたいに覚えてしまい、
(つい、やっちゃいます💦)
とても楽しく過ごしています。

事務の仕事もまだまだ未熟ですが、
少しずつでも皆さんの役に立てるよう成長していきたいと思います。
頑張ります。



さて、話はだいぶそれましたが、
12日・13日野火止公演に見に来てくれた皆さん、
ありがとうございました。
楽しそうな音楽やダンス、
そして、ベニーとポリーとの出会いと、
二人、
いや、
二匹が経験した現在地球上で起こっている問題を目の当たりにし、
旅立つ決意をしたポリーとベニーの別れ…。





クスッと笑えるシーンでのお客さんの反応が良かったのも、
ほっとしています。
私もやっと完成した作品を見て、最初から最後まで楽しめましたし、
今起こっている問題について自分でもできることをしていきたいと思います。





この作品は今度池袋シアターグリーンで公演します。
残りの席が少なくなっていますので、
もし、観たい方はお早めに。
(最後宣伝っぽくなったな…)



うまくまとまってないですが、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

橋本佳奈(はしもとかな)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
宇宙のなかの熊

デーア・ローアー、はじめての子どものための戯曲。
日本初演。
わたしたちが この地球で 生きていくために …


作/デーア・ローアー
訳・ドラマトゥルク/三輪玲子
演出/公家義徳
音楽/松本律子 (生演奏)
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/稲村朋子
振付/三東瑠璃
映像/飯名尚人
照明/真壁知恵子
音響/川崎理沙
小道具/田原真美子
舞台監督/浅井純彦
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
制作/小森明子 太田昭

公演日程 2021年
野火止RAUM公演
6月12日(土)15:00★ 満席
6月13日(日)15:00★ 満席
シアターグリーン公演
6月16日(水)19:00 満席
6月17日(木)15:00 満席/19:00
6月18日(金)19:00★ 満席
6月19日(土)15:00/19:00
6月20日(日)11:00 満席/15:00

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box Theater

全席自由(客席5割予定)/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

キャスト
ベニー (ホッキョクグマ)雨宮大夢
ポリー (ニワトリ)永野愛理
イザベラ(ヒグマ)仙石貴久江
カブラ (カラス)永濱渉

協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 
助成  文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
翻訳助成 ゲーテ・インスティトゥート
協賛 ケンタウルスの会

宇宙のなかの熊 HP

ニヤニヤする瞬間 a letter from POLAR STAR

2021-06-10 20:33:31 | 劇団員リレートーク
よく知ってるこの街「新座」が
私の知らない場所になった。

そこは、工場や倉庫が立ち並ぶ一角にある。

パッと見は他の倉庫となんら変わらないが
ひとつだけ明らかに他とは大きく違う事、
それは2階から吊り下げられた赤い車。



「倉庫に赤い車」
うん、普通じゃありえない。



そして、この大きな扉!


※普段はシャッターが閉まってます。



まるでどこか違う世界に誘われる扉みたいで
ゾクゾクした。

現実と物語の境目が曖昧なこの場所で
連日「宇宙のなかの熊」の稽古は行われてる。

私の名前は入澤愛です、
遅ればせながら。(←これが言いたかった)

私は研究員生なのに劇団員の皆さんは、
私を「愛さん」と呼び敬語で話しかけて下さいます。

なぜなら、私がアラフィフで今回の稽古場では、
ほとんどの皆さんが年下だからなのでずが、

私の方こそ劇団員の皆さんには尊敬しかないので、
お互い距離を保ちつつ曖昧な敬語でのやり取りをしております。

それはなんだかフレッシュで甘酸っぱくて、
今は皆さんとの関係性が熟れるまでの道のりを楽しんでいる感じです♪

さて、「稽古場日記」と一言で言っても、
小道具や、照明や、衣裳や、音楽など、
細部にわたるまでこだわりが詰まっており、
どこを切り取って日記にすればいいか本当に悩みました。

ただ、これらに関しては3人の研究員生達がすでに細かく記してくれているので、
私はまた違った側面を書こうかなと思います。

稽古って同じシーンを何度も何度も繰り返し行い、
演出が入ってまた何度も繰り返す作業なんですよね。

もしかしたら、その同じ動作だけを観てたら退屈に感じるかもしれません。

でもね、

全く同じセリフで、
全く同じ動きをしていても、
全く違う瞬間が訪れたりするんです。

きっとそれは、
目には見えない部分の変化が起きる瞬間で、
私はその瞬間が大好きなんです。

今回の稽古では何度もその瞬間に立ち合う事ができて、
私はこっそりニヤニヤしてました😍

「目に見えないのになぜ変化が起きた事が
分かるの?」

…と、もし聞かれたら

それは「私の心が震えたから」と言うしかないので、
証拠をお見せすることは出来ないのですが…

この素敵な瞬間か生まれるのも、

役者の皆さんの日々の関わりや
稽古の積み重ねはもちろん、

小道具や衣裳や照明や音楽がある事で
生まれる瞬間でもあり、

目に見える物があってこそ
感じる事ができる事なのだと思います。

なので、

本番では劇場も変わり、お客さんも入る事で、どんな化学反応が起きるか、

そして

「宇宙のなかの熊」を観てくださった方々が
どんな素敵な瞬間を発見するか、
私はそれが今から楽しみです!

長くなってしまいましたが、
つたない文章を最後まで読んで下さり
ありがとうございました✨

それでは、劇場でお待ちしております。

入澤 愛(いりさわあい)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
宇宙のなかの熊

デーア・ローアー、はじめての子どものための戯曲。
日本初演。
わたしたちが この地球で 生きていくために …


作/デーア・ローアー
訳・ドラマトゥルク/三輪玲子
演出/公家義徳
音楽/松本律子 (生演奏)
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/稲村朋子
振付/三東瑠璃
映像/飯名尚人
照明/真壁知恵子
音響/川崎理沙
小道具/田原真美子
舞台監督/浅井純彦
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
制作/小森明子 太田昭

公演日程 2021年
野火止RAUM公演
6月12日(土)15:00★ 満席
6月13日(日)15:00★ 満席
シアターグリーン公演
6月16日(水)19:00 満席
6月17日(木)15:00 満席/19:00
6月18日(金)19:00★ 満席
6月19日(土)15:00/19:00
6月20日(日)11:00 満席/15:00

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box Theater

全席自由(客席5割予定)/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

キャスト
ベニー (ホッキョクグマ)雨宮大夢
ポリー (ニワトリ)永野愛理
イザベラ(ヒグマ)仙石貴久江
カブラ (カラス)永濱渉

協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 
助成  文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
翻訳助成 ゲーテ・インスティトゥート
協賛 ケンタウルスの会

宇宙のなかの熊 HP

写真撮るのが楽しいです📸  a letter from POLAR STAR

2021-06-07 13:34:37 | 劇団員リレートーク
やって参りました
2人に続いて第3回目、担当させていただきます
研究生の小片梨瑚です。
よろしくお願いします

本番も近くなり、照明も完全に吊り上がり…
さらに映像も加わって段々と舞台の完成が見えて参りました😎✨

照明があることで一気に雰囲気が変わります……!
お見せできないのが……残念……
是非観に来てください…説明するのが難しいです!
頑張って一言でまとめるならすごい!です


👇👇吊り上がってる照明たち。舞台上だとどう綺麗に見えるでしょうか……🤓



👇👇横にも照明が!!



衣裳や小道具もとても可愛いので、注目です🤩

稽古中に変わっていく演技に、追加される音。
しかも生演奏…本番はもっと違うんだろうなと思うと楽しみです……!!

私がこの劇団に入って驚いたのは
役者の先輩方は踊りに歌に、演技に……とてもやること盛り沢山なのに、
合間合間に別の芝居をやったりと、
とんでもなく忙しいスケジュールを涼しい顔してこなすこと……
台本こんがらがったりしないのでしょうか……🤔

稽古中の写真👇👇


そして役者の先輩たちそれぞれが意見を出しながら芝居を作っていく姿、
演出の公家さんのアドバイスなど……
聞いててとても難しいですが、とても勉強になります。
……たまに難し過ぎて、
置いていかれてることもありますが…😞

進化していく先輩たちの芝居!
見ていてとてもワクワクしています

その中で、特に好きなのが劇中に所々登場する、
お兄さんお姉さん👩🧑その2人の動きが毎回毎回変わっていて今日は何をするのかと楽しみにしています。

その2人の動きに対するポリーとベニーのリアクションが特に好きで…
細かいですが、是非観て欲しいポイントです。

他のみんながいい感じに見どころや、
物語について書いていたと思うので私は散らかった文章になりますがこの辺で……
最後にきちっとまとめて下さると思いますので!!


小片梨瑚(おがたりこ)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
宇宙のなかの熊

デーア・ローアー、はじめての子どものための戯曲。
日本初演。
わたしたちが この地球で 生きていくために …


作/デーア・ローアー
訳・ドラマトゥルク/三輪玲子
演出/公家義徳
音楽/松本律子 (生演奏)
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/稲村朋子
振付/三東瑠璃
映像/飯名尚人
照明/真壁知恵子
音響/川崎理沙
小道具/田原真美子
舞台監督/浅井純彦
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
制作/小森明子 太田昭

公演日程 2021年
野火止RAUM公演
6月12日(土)15:00★ 満席
6月13日(日)15:00★ 満席
シアターグリーン公演
6月16日(水)19:00
6月17日(木)15:00/19:00
6月18日(金)19:00★ 満席
6月19日(土)15:00/19:00
6月20日(日)11:00/15:00

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box Theater

全席自由(客席5割予定)/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

キャスト
ベニー (ホッキョクグマ)雨宮大夢
ポリー (ニワトリ)永野愛理
イザベラ(ヒグマ)仙石貴久江
カブラ (カラス)永濱渉

協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 
助成  文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
翻訳助成 ゲーテ・インスティトゥート
協賛 ケンタウルスの会

宇宙のなかの熊 HP

私とあなたとポーラースターと  a letter from POLAR STAR

2021-06-05 12:25:51 | 劇団員リレートーク
宇宙のなかからこんにちは!

好きな食べ物はミニトマト🍅
やってみたいことはスカイダイビング🪂
研究生の福井奏美です😆
『宇宙のなかの熊』稽古場ブログ第2回目を担当させていただきます✏️💚

『宇宙のなかの熊』本番まであと1週間です…!
本番が近づいてきていると思うととソワソワします

照明が吊られ、マリンバも設置されました🎶


マリンバの生演奏を聴くのは初体験で、
松本律子さんの演奏を聴くたびに胸が躍ります💃♪
迫力のある演奏がこんなに近くで聴けるなんて…!!
マリンバの他にも、見たことのないような楽器が沢山あって、
どんな音が出るのか、ワクワクします😳

音楽に衣裳に小道具に、
遊び心が満載で、
心の奥にしまってしまっていた無邪気な好奇心が刺激されているみたい
ワクワクが止まりません🙈

私が日々驚いていることは、劇団員の皆さんはなんでもできる、ということ、、、

大道具製作、客席組み、
照明を吊ったり音響仕込んだり…
『宇宙のなかの熊』の本番に向けて、
舞台や客席が完成に近づいていく中で、
劇団員の皆さんの作業している姿がとてもカッコいいんです‼︎

作業のスピードや巧さが、
劇団員の皆さんが歩んできた時間や道のりを表しているようで
思わず見惚れてしまいます😌💘

わからないことがあっても、聞けばなんでも教えてくれます
優しい…


(写真は稽古場の癒し・クマちゃん)

『宇宙のなかの熊』の稽古が始まってから、
私の生活に少し変化がありました。

それは、
プラスチックをとても気にするようになったこと

演出助手として稽古についてから、
気候変動やプラスチック問題など環境問題について、
移民のことについてなど、
今まで知らなかったことを学ぶ機会がありました。
(今も継続して勉強中)

自分の世界が少し広がったような
まだまだ知らないことがあるような…

ペットボトルを買うたびに手が迷います。
忙しい生活と環境に優しい生活を両立させるにはどうすればいいのかなぁ
引っ越しが無事終われば、
水筒を買って、
お茶を炊いて、
毎日遠足みたいに首から水筒を下げて劇団に通いたい!

無事本番を迎えられることを願います…💫

最後に、
オタマトーンを奏でる、舞台監督浅井さんの写真を添えて〜


福井奏美(ふくいかなみ)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
宇宙のなかの熊

デーア・ローアー、はじめての子どものための戯曲。
日本初演。
わたしたちが この地球で 生きていくために …


作/デーア・ローアー
訳・ドラマトゥルク/三輪玲子
演出/公家義徳
音楽/松本律子 (生演奏)
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/稲村朋子
振付/三東瑠璃
映像/飯名尚人
照明/真壁知恵子
音響/川崎理沙
小道具/田原真美子
舞台監督/浅井純彦
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
制作/小森明子 太田昭

公演日程 2021年
野火止RAUM公演
6月12日(土)15:00★ 満席
6月13日(日)15:00★ 満席
シアターグリーン公演
6月16日(水)19:00
6月17日(木)15:00/19:00
6月18日(金)19:00★ 満席
6月19日(土)15:00/19:00
6月20日(日)11:00/15:00

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box Theater

全席自由(客席5割予定)/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

キャスト
ベニー (ホッキョクグマ)雨宮大夢
ポリー (ニワトリ)永野愛理
イザベラ(ヒグマ)仙石貴久江
カブラ (カラス)永濱渉

協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 
助成  文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
翻訳助成 ゲーテ・インスティトゥート
協賛 ケンタウルスの会

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わくわく  a letter from POLAR STAR

2021-06-02 20:26:56 | 劇団員リレートーク
皆様、ブログのほうでは、ご無沙汰しております。
なかなか先の見えない日々ではありますが、
東京演劇アンサンブルでは、
6月のこどもの劇場公演『宇宙のなかの熊』を予定通り公演いたします。
できうる限りの感染症対策を施したうえで、
客席数も限定し、ご来場をお待ちしております。

今回の公演に向けてのブログは、
4月に入団した新研究生4人にお願いしました。
初めての稽古場、劇団での様子など報告してもらいます。
新しい劇団の仲間にも、
今後、ご注目いただければと思います。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

6月12日から始まる『宇宙のなかの熊』の稽古場ブログスタートしました!

今回トップバッターを務めさせていただきます、
今年度劇団に入団しました研究生の鈴木貴絵です。
よろしくお願い致します!

制作のあきらさんから肩肘張らずに書いてみていただければ~なんて連絡をもらいましたが、
書きながらものすごく緊張しています。




(マスク差分付き)


この文章を書いている6月1日には舞台がほとんど組みあがり、
残すは照明と客席というところまできました。
(実はこのブログ原稿の締め切り日です……。)

4月19日から稽古が始まり、
26日に正式に研究生としてこの劇団に入団してから1か月弱、
ここまで長いようでとてもあっという間に過ぎたような気がします。

(ここでしばらく書きたいことがありすぎて書けないのか、
何を書いたらいいのか分からないからなのかと悶々と悩んでいます。)



今回の演目は故郷を失った白熊ベニーが、
絶滅しないようパートナーを探しに筏で旅をしているところ、
ある日南の国“ポリネシア”にたどり着きます。
そこでベニーは始めてのものを沢山目にします。
ポリネシアに住んでいる雌鶏のポリーもまたベニーを通して世界を知っていきます。

私事ではありますが実は今年度入団した研究生は私以外演劇経験者で、
私は今まで本格的に演劇をやっておらず、
大学も演劇とは全く違う自然科学分野のことをやってきました。
なので、
よく劇団員から「なんで演劇の方にきたの?」とよく聞かれます。

『宇宙のなかの熊』の稽古が進むにつれて、
もしかしたら私とベニーはかなり似ているかもしれないと思うようになってきました。
ほとんど知らない演劇の世界に飛び込み、
初めて聞く業界用語にはてなを沢山浮かべ、
大道具を制作したりするときの機材の名前も使い方も分からなくてびくびくしたりしています。
分からないことの方が多いので不安もありますが、
それ以上に今日の稽古は昨日とどう変化しているのか、
舞台が組みあがって照明も衣装も音響も全部揃ったとき、
どんなものが出来上がるのだろうかと、
とてもわくわくしています。


(にいざ温泉のゲームコーナーでとってきた稽古場の癒し)

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。

鈴木貴絵

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
宇宙のなかの熊

デーア・ローアー、はじめての子どものための戯曲。
日本初演。
わたしたちが この地球で 生きていくために …


作/デーア・ローアー
訳・ドラマトゥルク/三輪玲子
演出/公家義徳
音楽/松本律子 (生演奏)
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/稲村朋子
振付/三東瑠璃
映像/飯名尚人
照明/真壁知恵子
音響/川崎理沙
小道具/田原真美子
舞台監督/浅井純彦
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
制作/小森明子 太田昭

公演日程
2021年
6月12日(土)15:00★ 野火止RAUM
6月13日(日)15:00★ 野火止RAUM
6月16日(水)19:00 シアターグリーン Box in Box Theater
6月17日(木)15:00/19:00 シアターグリーン Box in Box Theater
6月18日(金)19:00★ シアターグリーン Box in Box Theater
6月19日(土)15:00/19:00 シアターグリーン Box in Box Theater
6月20日(日)11:00/15:00 シアターグリーン Box in Box Theater

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box Theater

全席自由(客席5割予定)/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

キャスト
ベニー (ホッキョクグマ)雨宮大夢
ポリー (ニワトリ)永野愛理
イザベラ(ヒグマ)仙石貴久江
カブラ (カラス)永濱渉

協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 
助成  文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
翻訳助成 ゲーテ・インスティトゥート
協賛 ケンタウルスの会

宇宙のなかの熊 HP

『揺れる』上演

2020-03-28 15:07:21 | 劇団員リレートーク
東京演劇アンサンブル公演
『揺れる』



最後まで、
揺れに、揺られて、
ハラハラな公演です。
それでもなお、
出演者一同、
毎日の体温測定を欠かさず、
元気に公演を継続しております。

松浦範子さん撮影の舞台写真が届いていますので、
出演者の姿を改めて公開いたします。


雨宮大夢


原口久美子


浅井純彦


奈須弘子


洪美玉


三木元太


大橋隆一郎


小田勇輔


篠澤寿樹


篠原祐哉


仙石貴久江


永野愛理


永濱渉


山崎智子


和田響き



残すところ2ステージ。
最後まで、
ご来場お待ちしております。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

東京演劇アンサンブル公演
揺れる

作/マリア・ミリサヴリエヴィッチ訳・ドラマトゥルク/高橋文子
構成・演出/公家義徳

日暮里d倉庫

2020.3.25(WED)-29(SUN)
3/25(水) 19:00
3/26(木) 14:00★/19:00
3/27(金) 14:00★/19:00
3/28(土) 14:00
3/29(日)14:00
★はLow Price Day2500円

アフタートーク!!! (各回終演後30分程度)
3/26木19時の回 安田純平さん(フリージャーナリスト)
3/27金19時の回 平良いずみさん(『ちむぐりさ』映画監督)
3/28土19時の回 高橋文子さん(翻訳・ドラマトゥルク)
小高慶子さん(Goethe Institut)
→聞き手はいずれも演出の公家義徳

■料金  当日=4,500円 一般3,800円 学生3,000円 Low Price Day2,500円
■前売  劇団事務所TEL:048-423-2521

webチケット申し込み

ダンスレッスン生募集!

2020-02-08 18:59:20 | 劇団員リレートーク



武蔵関のブレヒトの芝居小屋で昨年まで不定期に開催していた「ワンコイン★ダンスレッスン」を、新稽古場「野火止Raum」にて定期的に開催することになりました。



インストラクターは引き続き、洪美玉です。

当面の間は毎週日曜日の午前中の開催となります。



詳しくは下記をご覧ください。


日程
・2月9日
・2月16日
・2月23日
・3月1日
・3月8日
・3月15日


開催時間
10:00~12:30

場所:野火止Raum(東京演劇アンサンブル稽古場)

料金:一回500円

レッスン内容
・踊るためにも、日々の動作をスムーズにするためにも必要な体幹トレーニング
・柔軟に踊るためのストレッチ
・バーレッスン
・音楽に合わせて短い振り付けで踊る。


インストラクター:洪 美玉(ほん みお)
経歴:日本大学芸術学部演劇学科を卒業
2000年 東京演劇アンサンブル入団
バレエ、ジャズダンス、日舞を経験


いきなり大スタジオにいくのに戸惑われている方、美しく体を動かしたい方、大歓迎です!
東京演劇アンサンブルの若手俳優達とのレッスンになります。
回数を重ねると上達が実感できます♪
一回だけの参加も大歓迎!
希望者は年一回の発表会にも参加できます♪

週末の午前中を有効に使って一緒にダンスを経験してみませんか?

お問い合わせ、申し込みは048-423-2521(劇団)またはteeyomukai@gmail.comまで、お願いします。

第18回戯曲を読む会

2020-01-05 14:41:22 | 劇団員リレートーク


東京演劇アンサンブルでは、昨年から月一回のペースで、「戯曲を読む会」を開催しています。

劇団員若手の提案による、いろんな戯曲を皆で声に出して読んでみようという会です。

ワークショップという形式ではないので、俳優ではない方でも気軽に参加出来ます。


第18回はフェルディナント・フォン・シーラッハ作『テロ』を読みます。






そして・・・・・・


今回も・・・・・・



「学生無料」になります!!!!


若い方が戯曲に触れる機会を増やせたらと思ってのことです。


この会では長時間の作品や難解な作品はあまり取り上げません。
読んだときの率直な気持ちを大事にする場ですので、あまりハードルを上げすぎず、お気軽に参加してくれればと思います。



もちろん、戯曲に興味がある方や作品について話し合ってみたい方、「少しだけ演劇やってみたい・・・」と思っている方等も、是非ご参加下さい!


日時 1月26日(日) 18時00分~21時30分 
場所 西東京市・田無公民館第一会議室
参加費 500円(会場費等・学生無料)


参加希望の方は2日前までに048-423-2521、もしくはteeyomukai@gmail.comご連絡ください。
ご質問等もお気軽にお待ちしています。


第17回は宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』を読みました。


2018年まで、約40年に渡ってクリスマス公演を続けてきた広渡常敏脚本の『銀河鉄道の夜』


劇団移転にともない、上演の目処がたっていなかったので、クリスマスイブに読みました。


平日ということもあり、「参加者がいるのだろうか・・・」と、心配していましたが、10人以上も参加してくださいました。


クリスマス会ということで、戯曲を読み終わって感想を言い終わったあと、東京演劇アンサンブル劇団員数名により劇中歌を歌わせて頂きました。





これまでに取り上げた作家(敬称略)
アーノルド・ウェスカー、小沢正、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、安部公房、篠原久美子、李ボラム、レジナルド・ローズ、坂手洋二、オスカー・ワイルド、岸田國士、J・B・プリーストリー...等


チラシデザインは劇団員の山﨑智子です!


前回クリスマスバージョンのチラシを作ってくれた彼女が、新年バージョンを作ってくれました。



東京演劇アンサンブルHP
http://www.tee.co.jp


『テロ』あらすじ
2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して7万人を救った彼は英雄か? 犯罪者か? 結論は一般人が審議に参加する参審裁判所に委ねられた。検察官の論告、弁護人の最終弁論ののちに、有罪と無罪、ふたとおりの判決が用意された衝撃の法廷劇。どちらの判決を下すかは、読んだあなたの決断次第。本屋大賞「翻訳小説部門」第1位『犯罪』のシーラッハが放つ最新作!



フェルディナント・フォン・シーラッハ(1964-)
ドイツの小説家、弁護士
ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した。




東京演劇アンサンブル
1954年4月,俳優座養成所を卒業した3期生の有志が結成。初めは劇団三期会を名のったが,67年 12月現名称に改称した。早くからブレヒト作品に取組み,80年元映画スタジオを改装して設けた劇場「ブレヒトの芝居小屋」を開場,活動の拠点とする。広渡常敏演出によるブレヒト作『セチュアンの善人』,『ガリレイの生涯』,チェーホフ作『かもめ』などが代表作。岸田国士作品の連続上演も行なった
2019年、40年間続いたブレヒトの芝居小屋を閉じ、埼玉県新座市へ移転する

新稽古場への道 本多一丁目 バス停編

2019-12-21 13:41:51 | 劇団員リレートーク
東京演劇アンサンブル新稽古場への道

◆西武池袋線/ひばりヶ丘駅北口から 西武バス/志木駅南口行き乗車、本多一丁目下車徒歩10分


こちら、ひばりが丘から来た方


渡りまして


まっすぐです。


二股を右に。


ファミリーマートの前を左折です。


この横断歩道を渡って、
すぐ、劇団に着きます。


東京演劇アンサンブル新稽古場 MAP


TEEリレートークVol.28 『芝居小屋と共に、私の舞台人生』 真野季節

2019-04-14 11:20:45 | 劇団員リレートーク


私が入団した1976年は俳優座の三期生が創立した劇団三期会は、
東京演劇アンサンブルとして22年目で稽古場は中央線の高円寺駅のそばのビルの4階にあった。
所内発表はできるくらいの広さで、
ワンフロア全部使ってあり劇団員も100人を超えていた。

私の初舞台は77年の関町の真映スタジオ(現ブレヒトの芝居小屋)で、
劇団のレパートリーである『ガリレイの生涯』で貴婦人役(セリフは一言)、
ガリレオの付き人である。
翌年『コミューンの日々』に姫と貴婦人で出演した。
映画の撮影スタジオなので床はなく土だったと記憶している。
それから1980年に真映スタジオ(ブレヒトの芝居小屋)に拠点を移し劇団員が床をはりすべて手づくりで今の芝居小屋が誕生した。



「今日の世界は演劇によって表現できるか」
というブレヒトの問いに同じように演劇状況を憂える創立メンバーであり
演出家の広渡常敏が都心から離れた東京の練馬の席町を辺境の地ととらえこの芝居小屋に巣ごもりにして
「生命の空間」と呼び様々なイベント作品を発信していった。
私の舞台活動は1983年のブレヒトの初期の作品『都会のジャングル』の主人公の妹役からで、
女優になることを夢みて広島から上京した私にとっては、
何もかもがすばらしい時間だった。
脚本の勉強会から始まり、
読み稽古、立ち稽古、
すべてが新鮮で役に挑むことの喜びと困難さに毎回悩み、苦しみ、
半信半疑で何が良いことかもよくわからず夢中になって演じたことが今でもありありと思い出される(あまりに何もできなかった)。



そして84年に『櫻の森の満開の下』の女、
この作品はニューヨーク、ソウル、ウラン・ウデ(ブリヤートモンゴル)ロンドンと
海外公演を含め全国各地で1999年まで演じた。



あと私にとって印象深い作品、思い出深い作品は、
チェーホフの『かもめ』、

D.フリード『アルフレッドとヴィクトリア』、
岸田國士『古い玩具』、

ベケット『芝居』、
キャリル・チャーチル『沼―FEN』、

デーア・ローア『無実』、etc.…。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、
W.ギブソン『奇蹟の人』、
ジャネット・タージン『ラリー』etc.…。
ブレヒトの『ガリレイの生涯』から最終公演のチャペックの『クラカチット』まで
約40年に及ぶ芝居小屋の歩みは、私の舞台人生そのものである。

実は私は、『クラカチット』の本番3日目の朝、
心筋梗塞で倒れ舞台を降板してみんなに迷惑をかけた(皆様、ごめんなさい)
処置が早かったので一命を取り留め、
今、自宅療養中である。
新天地でまた再び舞台人生が続けられたらうれしい限りである。