a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

『おじいちゃんの口笛』最終公演です!!

2011-06-28 18:20:42 | 東京公演
1999年より、足かけ13年、
スウェーデンの人気作家の絵本を舞台化した『おじいちゃんの口笛』は、
北海道から沖縄まで、
たくさんの子どもたちにご覧いただくことができました。

九州では、
久米島、種子島、五島列島、黒島、壱岐島など、
離島での公演も実現し、
本当に、あたたかく、手作りな観客の皆様と、
心あたたまる時間を過ごすことができました。

故・広渡常敏の思いのつもった作品の、
最終公演となります。
今回の公演は、
東日本大震災チャリティー公演として、
被災地の子どもたちのために、
舞台芸術を現地に届ける活動に収益金を寄付することにしました。
2日間だけの公演ですが、
最後の機会です。
ぜひ、ブレヒトの芝居小屋まで足をお運びください。


おじいちゃんの口笛
作=ウルフ・スタルク
訳=菱木晃子
脚本・演出=広渡常敏
音楽=林光



2011年7月2日(土)14:00
終演後に翻訳者の菱木晃子さんと主演の入江洋佑のアフタートークがあります。
2011年7月3日(日) 14:00

ブレヒトの芝居小屋

2,500円 全席自由

お申し込み・お問い合わせ
東京演劇アンサンブル
TEL:03-3920-5232
FAX:03-3920-4433

星を見る。

2011-06-10 14:30:51 | 芝居小屋企画
おかげさまで、先週土曜日に企画したブレヒトカフェ、大成功でした。
お客様も当日予想よりご来場いただき、
楽しんでくれたようです。
何よりも、
梅雨入り後の雨続きの中、
本当に、この日だけ晴れました!!
おかげで3部の観望会もできました。
土星の輪まで見れましたし、
うしかい座のアルクトゥルスなどなどが見れました。

第1部では、
劇団員の朗読と、天プラ・内藤さんの解説により、
プロジェクターの大きく映し出された夜空を、
ジョバンニが辿った通りに旅をしました。
その後、
宇宙の果て(?)まで旅をしました。

第2部では、
4グループに分かれて、
それぞれ順番に宇宙についてのさまざまな話を聞きました。
15分ちょっとだったので、
皆さんまだまだ話を聞きたいようで、
そういう意味でも、嬉しい企画だな、と。




その後第3部では、
隣の駐車場で観望会。
でも、まだまだ話を聞き足りない人たちは、
天プラメンバーを囲んで、
ディープに話していました。


お客さまからも楽しかったとの声を聞きましたが、
何より、
劇団員が楽しんでいました。
ちょうど『銀河鉄道の夜』の稽古も佳境に入っているので、
時期的にもベターだったな、と。
それと、天プラの方に聞きましたが、
冬よりも、夏のが空気は澄んでいるとか……。

ご来場の皆様、本当にありがとうございました。
加えて、天プラの皆様にも、厚く御礼申し上げます。

また、変わった面白い企画をやってみたいと思います。
ご要望なども、ぜひお寄せください。

ブレヒトカフェⅣ 『星を辿る銀河鉄道の夜』 続報

2011-06-01 23:46:50 | 芝居小屋企画


さて、いよいよ今週末になりました。
当日は、もはや、自分たちが知りたいこと、
自分たちが楽しみたいことをベースに企画が進んできました。
でも、まちがいなく、
星が好きなら、
科学が好きなら、
宮澤賢治が好きなら、
人が好きなら、
あと、
お酒が好きなら、楽しめると思います。

若き天文学者の天プラメンバーは、
気さくで、科学者然としていない。
しかし、ひとたびこちらが“?”を投げかけると、
その豊富な知識で、
丁寧にいろんな角度からの開設をしてくれます。

2度の打ち合わせで、
常々、僕らをうならせ、
打ち合わせよりも話を聞いてしまうと言う場面が、
何度もありました。

今回は、
第1部では、
『銀河鉄道の夜』に即した星めぐりを、
プロジェクターで投影した大型画面で星を見つつ、
解説していただきます。
賢治の時代と現代の違い、
賢治の先見性や、
想像力を実感することになるかもしれません。

第2部は、
4つのパートをグループで巡ることになります。
「星が生まれる」
「星が死んでゆく」
「もう一つの地球はあるのか?」
「3Dで見るヴァーチャル星めぐり」
というパートを準備しています。

そして第3部は、
天候にもよりますが、
望遠鏡を使っての観望会を行います。
これは、快晴を祈りましょう。

出てきたテーマ、
何か一つでも興味があるものがありましたら、
ぜひ、足をお運びください。
新たな星や賢治との出会いがあるかもしれません。

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Brecht Café Vol.4 Tokyo Engeki Ensemble × TENPLA
ブレヒト・カフェ vol.4 星を辿る銀河鉄道の夜
2011年6月4日(土)17:00~

ブレヒトの芝居小屋
一般=1,500円
ケンタウルスの会会員=1,200円
中学生以下=1,000円
All 1ドリンク付 全席自由

第1部:『銀河鉄道の夜』に合わせて天の川を辿る
天文学的な解説を加えながらの立体的な銀河鉄道の旅の体験
第2部:自由なトークセッション
子どもでもわかる天文学。天プラメンバーとのトークタイム
第3部:19:30~
天体観望会 (晴天時)

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ブレヒトカフェへの招待
2006年の都条例の改正に伴い、
私たちのいのちの劇場とも言えるブレヒトの芝居小屋を継続して使用することが困難となり、
改修工事に踏み切ることにしました。
多くの方のご協力のおかげでスタートしましたが、まだ途上段階です。
これまで以上に多くの方にこの空間に足を運んでいただきたく、
ブレヒトカフェという演劇公演とは違った形の企画を続けています。
この機会にぜひ、ブレヒトの芝居小屋まで足をお運びください。
ブレヒトカフェvol.1 第5回FAV連連影展
ブレヒトカフェvol.2 ピーター・バラカン選曲・解説「心がおどる音楽を聴こう!」
ブレヒトカフェvol.3 クルディスタンを訪ねて