今年の7月以来、緊急事態宣言の影響で開催できていなかった「戯曲を読む会」ですが、今月より再開して行きたいと思います。
会の実施に際しまして、新型コロナ感染症拡散防止の観点より、以下のような対応をしてまいります。
・入場時に消毒、検温など感染症予防対策を実施します。
・参加人数に制限をかけさせていただきます。
・普段よりもこまめな換気
・ソーシャルディスタンスを意識した座席配置
この「戯曲を読む会」とは、劇団員の提案による、いろんな戯曲を皆で声に出して読んでみようという会です。
ワークショップという形式ではないので、俳優ではない方でも気軽に参加しています。
第23回は宮本研作『反応工程』を読みます。
そして・・・・・・
今回も・・・・・・
「学生無料」になります!!!!
若い方が戯曲に触れる機会を増やせたらと思ってのことです。
この会では長時間の作品や難解な作品はあまり取り上げません。
読んだときの率直な気持ちを大事にする場ですので、あまりハードルを上げすぎず、お気軽に参加してくれればと思います。
もちろん、戯曲に興味がある方や作品について話し合ってみたい方、「少しだけ演劇やってみたい・・・」と思っている方等も、是非ご参加下さい!
日時 11月21日(日) 13時00分~16時30分頃
場所 野火止RAUM(東京演劇アンサンブル稽古場)
参加費 500円(会場費等・学生無料)
参加希望の方は2日前までに048-423-2521、もしくはteeyomukai@gmail.comご連絡ください。
ご質問等もお気軽にお待ちしています。
これまでに取り上げた作家(敬称略)
アーノルド・ウェスカー、小沢正、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、安部公房、篠原久美子、李ボラム、レジナルド・ローズ、坂手洋二、オスカー・ワイルド、岸田國士、J・B・プリーストリー...等
チラシデザインは劇団員の山﨑智子です!
東京演劇アンサンブルHP
http://www.tee.co.jp
宮本研(1926年〜1988年)
熊本県出身の劇作家。九州大学経済学部卒業後、法務省に入る。自立劇団「麦の会」を組織、その体験を描いた『僕らが歌をうたう時』(1956)で注目された。『反応工程』(1959)、『日本人民共和国』(1961)を発表、1962年(昭和37)法務省を退職、『メカニズム作戦』で岸田戯曲賞受賞。続いて『明治の柩(ひつぎ)』(1962)、『ザ・パイロット』(1964)、『美しきものの伝説』(1968)を完結、民衆と革命の諸問題を力強いモチーフと堅牢(けんろう)な構成力によって提示した。その後『夢・桃中軒牛右衛門(うしえもん)の』(1976)、『からゆきさん』(1977)、『新釈金色夜叉(こんじきやしゃ)』(1981)など。
東京演劇アンサンブルでは1963年に『日本人民共和国』、1964年『木口小平氏は犬死』を上演
東京演劇アンサンブル
1954年4月,俳優座養成所を卒業した3期生の有志が結成。初めは劇団三期会を名のったが,67年 12月現名称に改称した。早くからブレヒト作品に取組み,80年元映画スタジオを改装して設けた劇場「ブレヒトの芝居小屋」を開場,活動の拠点とする。広渡常敏演出によるブレヒト作『セチュアンの善人』,『ガリレイの生涯』,チェーホフ作『かもめ』などが代表作。岸田国士作品の連続上演も行なった
2019年、40年間続いたブレヒトの芝居小屋を閉じ、埼玉県新座市野火止へ移転する