a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

【訃報】

2011-04-27 00:07:27 | Weblog
東京演劇アンサンブル劇団員の舞台装置家・美術家
岡島茂夫(おかじま しげお)が、
2011年4月26日午前3時32分、
感染性心内膜炎のため、東京医療センターにて永眠いたしました。
83才でした。

葬儀場  代々幡斎場 (京王新線「幡ヶ谷」駅より6分)
通 夜  4月30日(土) 18時~19時
告別式  5月 1日(日) 10時~11時
喪 主  岡島日出子(妻)
 * 生花などのお問合せは川名式典TEL:03-3307-1088 FAX:03-3307-1094

劇団では「偲ぶ会」を行います。
5月22日(日) 14時~ ブレヒトの芝居小屋


略歴
岡島 茂夫 
(おかじま しげお) 


舞台装置家
美術家 
東京演劇アンサンブル劇団員
日本美術家連盟会員 
日本舞台美術家協会会員

1927年 東京に生まれる
1950年 文化学院美術科卒業
1951年 モダンアート協会創立会員
1959年 東京演劇アンサンブル(当時の劇団三期会)に参加
1979年 二期会オペラ『夕鶴』で中国公演
1983年 ブレヒト連作『コミューンの日々』『男は男だ』によりプラハ国際美術展プラハカドリエンナーレで銀賞受賞
1988年 新劇合同公演『かもめ』で伊藤嘉朔賞受賞

演出家・広渡常敏(1927-2006)とともにブレヒト作品を数多く手掛け、舞台美術に抽象の世界を確立した。
海外での活動も多く、国際的に高い評価を受けている。
東京演劇アンサンブルでの最後の舞台は2010年9月の『避暑に訪れた人びと』(ゴーリキー作/ベルリン・シャウビューネ改作版 入江洋佑演出)。
最後の作品は広島月曜会『カラールのおかみさんの銃』(ブレヒト作 岩井里子演出 2011年4月24日千秋楽)となった。

■岡島茂夫の東京演劇アンサンブルでの代表作品 
ブレヒト『コミューンの日々』『セチュアンの善人』『男は男だ』『コーカサスの白墨の輪』『アンティゴネ』
チェーホフ『かもめ』『ワーニャ伯父さん』
木下順二『沖縄』『山脈』『蛙昇天』『オットーと呼ばれる日本人』
久保栄『日本の気象』 坂口安吾『桜の森の満開の下』 太宰治『走れメロス』 
広渡常敏『明日を紡ぐ娘たち』『夜の空を翔ける』『ヒロシマの夜打つ太鼓』

演劇のある日常へ。

2011-04-24 15:42:55 | Weblog
このたびの東日本における大震災に対し、
これから長期にわたって様々な復興支援が行なわれると思います。

私たち東京演劇アンサンブルでも、
何かアクションを起こそうと考えておりましたが、
多くの演劇人、芸術家の仲間とともに、演劇人としてできる支援をしていこうと思います。

日本新劇製作者協会(製作協)理事会では、
東北演劇鑑賞団体連絡会で被災した人たちに、
公演会場などで募金を集めたりしながら、
直接支援金を送ろうと動いています。

日本赤十字や、その他の団体に託すこともありですが、
なかなか、届かせたいところに行くかどうかは、難しいところですし、
何より、時間がかかっているようです。
そのため、直接演鑑に手渡しできれば、
と思っています。

それから、日本・児童青少年演劇劇団協同組合(児演協)などを中心に、
「子どものための舞台芸術創造団体の会」という団体を立ち上げました。
児演協のほか3団体で立ち上げて、
具体的な支援を進めていくことになっています。
詳細は団体のブログなどでご確認ください。
チャリティー公演の追加情報などもブログの方でお知らせします。
http://pfc2011.jugem.jp/?eid=8

この団体は、基本的にはすべての被災地に芸術家を派遣し生の舞台芸術による公演を企画しております。
それには、まだまだ時間も必要で、
まずはそのための支援金を集めるためにチャリティー公演を日本全国でスタートしております。
都内各地でもすでに様々な形で開催されております。

東京演劇アンサンブルは、5月28日(土)・29日(日)と
ブレヒトの芝居小屋をチャリティー公演のために提供いたします。
また、朗読など劇団員の有志で参加する動きも出てきています。
公演内容は、現在企画募集中です。演劇だけでなく、
音楽や大道芸など、1団体30分程度の作品を上演していきます。

そして、東京公演の再演が望まれる声の大きかった『おじいちゃんの口笛』も、
急遽7月2日(土)・3日(日)とブレヒトの芝居小屋で公演することにしました。
こちらもチャリティー公演として、収益金を被災地支援のために役立てることにします。

被災地すべての人たちが日常を取り戻すには、
本当に長い時間がかかると思います。
私たちは、演劇人として、
少しでも早く「演劇のある日常」を取り戻していただくべく、
演劇人にできる支援を続けていこうと思います。

緊急企画!!

2011-04-05 17:54:57 | Weblog
友人からのお誘いです。
まずは週末、時間のある方は、
人形劇を見て、被災地への支援をしませんか?



プーク人形劇場誕生40周年のお祝い&いい顔・笑顔 人形劇の会
東日本大震災チャリティー公演  上演&観劇その他 参加のお願い

今年は大変な年になりました。あのような震災が起こるなんて、誰も想像しませんでした。
しかし、残念なことにあれは現実で、多くの方が恐ろしい思いをし、困難な生活が余儀なくされています。

1995年、阪神淡路大震災の支援活動として『いい顔・笑顔 人形劇の会』という活動が起こり、
被災地の子どもたちに人形劇を届けて、笑顔のある 時間を共有したいと考え、
全国のプロ・アマの人形劇団が阪神に向かいました。この活動はこの後、中越地震支援活動として引き継がれ、
そして、この度の東日 本大震災へと繋ぐことにしました。

一つは、上演希望者と現地の会場との連絡・調整、
もう一つは、上演希望者の交通費を主とした目的のかんばの募集、
この二つを柱として活動してゆき ます。全国の人形劇の仲間に世話人をお願いし、
現地と連絡を取りながら、5年、10年の長い時間をかけて支援していこうと考えています。

今年は私たちの活動の拠点でもあった『プーク人形劇場』の誕生40年目の記念の年です。
お世話になったプーク人形劇場の記念の年のお祝いを兼ねて『いい顔・笑顔 人形劇の会』のチャリティー公演をできないものかと考え、
みなさんに声をかけることにしました。
上演する人も、観る人も、手伝う人も、みんなで参加費を払い、
みんなで楽しんで、それを支援活動に役立てられればと思います。

どんな形の参加でもかまいません。観るだけご希望の方も、
その日は都合が悪いという方も、お返事いただけると嬉しいです。


4月10日(日) 14時開演(13:30開場) 終演未定
          参加費;ひとり 1,000円

※上演希望の方は事前にお申込ください!どんなに短いものでも(1,2分とか?)かまいませんが、20分以内でお願いします!

・人形劇の場合・・・こちらで簡単なけこみを用意します。必要な間口と高さを教えてください。
舞台持ち込みの場合は、その旨ご連絡ください。

・人形劇以外の場合・・・こちらで用意したほうがいいものがあれば、事前にご連絡ください。
パネルシアター、紙芝居、幕間に緞帳前でできるもの、手遊びとか、マジックとか?
(プークの緞帳前ってものすごく狭いですが)なんでもOKです。

■上演などご希望の方は、下記連絡先のどこ宛でもいいのでご連絡ください。FAX、メールでお返事の場合は、そちらの連絡先も忘れずにお願いします。
■上演参加希望の方は午前中(10時半頃)集合して順番などの打合せをする予定です!
■上演参加の方も参加費1000円をいただきます。
■準備の都合などありますので、お早目のお返事をお願いします。
 時間がないのにスイマセン!


 連絡先;いい顔・笑顔 人形劇の会  専用FAX;03-3304-9318
   幸田 眞希 TEL;090-2666-5961
   渡辺真知子 Email;watanabe@puk.jp
   和気 瑞江 Email;w-mizue@mbi.nifty.com TEL;090-3132-3058