久しぶりに会場が2か所という公演をしている。
初日をホームグラウンドにて満席で開けて、
手ごたえを感じて、
次の劇場に移る。
ただ今、絶賛仕込中。
すみだパークシアター倉は、
2019年まで根城にしていたブレヒトの芝居小屋によく似ている。
劇団員は、仕込みやすいらしい。
機材も自分たちで揃えなければならないような、
何もないブラックボックスなのだが、
様々な条件で旅公演を続けている僕らにとっては、
これまた得意分野である。
これで、こちらの会場も評判良くて、
再度野火止RAUMで公演、
まさに行ったりきたり、なんて公演も悪くないが、
それはまたの機会にチャレンジしてみたいと思う。
住み慣れた国を追われ、
生まれてわずかの期間いただけの国に向かうハヴリチェク。
しかし、そちらにも拒否をされてしまう。
自分が育った国にも、自らの出自の国にも、
自分の居場所がないとは、
いったいどういうことだろうか。
ホルヴァートがこの作品を書いたのは、
ナチスがドイツで政権を奪ったころ。
その鈍い足音がオーストリアにはっきりと聞こえ始めたころだろう。
国境を越え、侵略することで、
言わば国境をなくそうとしたヒトラーの狙いをくみ取ったような物語だ。
その狭間に揺れるハヴリチェクは、
映画『ターミナル』のトム・ハンクス演じる主人公のごとく、
どちらの国にも入ることができず、
ただ、橋の上にいることしかできない。
国境はいったい、何を守るのか、誰を守るのか…。
今回はこのハヴリチェクの愛理をまず観に来てほしい。
しゃれた感じのmonjeの音楽が華を添え、
愛理のこれがぴったりはまってる。
でも、おっさんの役です。
それで言うと、
みおに、久美ちゃんに、志賀ちゃんと、
違和感なく彩を添えているおっさんたちも観に来てほしい。
で、ハヴリチェクと恋仲になる女主人の西井ちゃんも、
TEE初参加で、素敵な声を聞かせてくれるので、
これも観に来てほしい。
客演と言えば、なんだか怪しい感じの役柄の二宮さんも観に来てほしい。
スーパーヒーローばりの活躍の大夢に、
ずっと酔っぱらってるみたいなあさチャン、
なんと言っても終始見逃せない悪役コンビ町田と、勇輔、
うん、見逃せません。
そして、昨年研究生から劇団員となった貴絵とゴンちゃんのフレッシュな活躍は、
当然見逃せないでしょう。
今回はなかなか稽古場に行けず、
事務所でモニターから聞こえてくる声を聞いたり、
LINEにアップされたmonjeの音楽を聴いたり、
稽古の動画を観たりしながら、
日々を送っていました。
でも、芝居は当然ながらLIVE。
お茶目で、疾走感もある、
茶番劇。
明日からすみだ公演スタート。
絶対見逃してほしくない作品ですよ!!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
東京演劇アンサンブル創立70年記念公演 第一弾
行ったり来たり
エデン・フォン・ホルヴァート/作
大塚直/訳・ドラマトゥルク
公家義徳/演出
2024
3/23 (土) 14:00★
3/24 (日) 14:00★
野火止RAUM
3/28 (木) 19:00
3/29 (金) 14:00/19:00
3/30 (土) 14:00/19:00★
3/31 (日) 14:00
すみだパークシアター倉
全席自由
前売一般/4,300円
前売U30/3,300円
★=Low Price Day/3,000円
当日/4,800円
Staff
音楽/monje
舞台美術/公家義徳
衣裳/稲村朋子
照明/真壁知恵子
音響/島猛
舞台監督/永濱渉
宣伝美術/本多敬 永野愛理
制作/小森明子 太田昭
Cast
ハヴリチェク/永野愛理
サメク/洪美玉
エーファ/福井奏美
コンスタンティン/雨宮大夢
ムルシツカ/浅井純彦
ハヌシュ夫人/西井裕美(フリー)
X/原口久美子
Y/志賀澤子
個人教育者/二宮聡(フリー)
その妻/鈴木貴絵
レーダ夫人/町田聡子
シュムッグリチンスキー/小田勇輔
公演詳細、チケットのお申し込みはHPにて
初日をホームグラウンドにて満席で開けて、
手ごたえを感じて、
次の劇場に移る。
ただ今、絶賛仕込中。
すみだパークシアター倉は、
2019年まで根城にしていたブレヒトの芝居小屋によく似ている。
劇団員は、仕込みやすいらしい。
機材も自分たちで揃えなければならないような、
何もないブラックボックスなのだが、
様々な条件で旅公演を続けている僕らにとっては、
これまた得意分野である。
これで、こちらの会場も評判良くて、
再度野火止RAUMで公演、
まさに行ったりきたり、なんて公演も悪くないが、
それはまたの機会にチャレンジしてみたいと思う。
住み慣れた国を追われ、
生まれてわずかの期間いただけの国に向かうハヴリチェク。
しかし、そちらにも拒否をされてしまう。
自分が育った国にも、自らの出自の国にも、
自分の居場所がないとは、
いったいどういうことだろうか。
ホルヴァートがこの作品を書いたのは、
ナチスがドイツで政権を奪ったころ。
その鈍い足音がオーストリアにはっきりと聞こえ始めたころだろう。
国境を越え、侵略することで、
言わば国境をなくそうとしたヒトラーの狙いをくみ取ったような物語だ。
その狭間に揺れるハヴリチェクは、
映画『ターミナル』のトム・ハンクス演じる主人公のごとく、
どちらの国にも入ることができず、
ただ、橋の上にいることしかできない。
国境はいったい、何を守るのか、誰を守るのか…。
今回はこのハヴリチェクの愛理をまず観に来てほしい。
しゃれた感じのmonjeの音楽が華を添え、
愛理のこれがぴったりはまってる。
でも、おっさんの役です。
それで言うと、
みおに、久美ちゃんに、志賀ちゃんと、
違和感なく彩を添えているおっさんたちも観に来てほしい。
で、ハヴリチェクと恋仲になる女主人の西井ちゃんも、
TEE初参加で、素敵な声を聞かせてくれるので、
これも観に来てほしい。
客演と言えば、なんだか怪しい感じの役柄の二宮さんも観に来てほしい。
スーパーヒーローばりの活躍の大夢に、
ずっと酔っぱらってるみたいなあさチャン、
なんと言っても終始見逃せない悪役コンビ町田と、勇輔、
うん、見逃せません。
そして、昨年研究生から劇団員となった貴絵とゴンちゃんのフレッシュな活躍は、
当然見逃せないでしょう。
今回はなかなか稽古場に行けず、
事務所でモニターから聞こえてくる声を聞いたり、
LINEにアップされたmonjeの音楽を聴いたり、
稽古の動画を観たりしながら、
日々を送っていました。
でも、芝居は当然ながらLIVE。
お茶目で、疾走感もある、
茶番劇。
明日からすみだ公演スタート。
絶対見逃してほしくない作品ですよ!!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
東京演劇アンサンブル創立70年記念公演 第一弾
行ったり来たり
エデン・フォン・ホルヴァート/作
大塚直/訳・ドラマトゥルク
公家義徳/演出
2024
3/23 (土) 14:00★
3/24 (日) 14:00★
野火止RAUM
3/28 (木) 19:00
3/29 (金) 14:00/19:00
3/30 (土) 14:00/19:00★
3/31 (日) 14:00
すみだパークシアター倉
全席自由
前売一般/4,300円
前売U30/3,300円
★=Low Price Day/3,000円
当日/4,800円
Staff
音楽/monje
舞台美術/公家義徳
衣裳/稲村朋子
照明/真壁知恵子
音響/島猛
舞台監督/永濱渉
宣伝美術/本多敬 永野愛理
制作/小森明子 太田昭
Cast
ハヴリチェク/永野愛理
サメク/洪美玉
エーファ/福井奏美
コンスタンティン/雨宮大夢
ムルシツカ/浅井純彦
ハヌシュ夫人/西井裕美(フリー)
X/原口久美子
Y/志賀澤子
個人教育者/二宮聡(フリー)
その妻/鈴木貴絵
レーダ夫人/町田聡子
シュムッグリチンスキー/小田勇輔
公演詳細、チケットのお申し込みはHPにて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます