a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

東京演劇アンサンブル ブレヒトカフェ Vol.5 

2017-04-19 09:50:58 | 芝居小屋企画




東京演劇アンサンブル ブレヒトカフェ Vol.5  
2017.3『沖縄ミルクプラントの最后』に続く ”オキナワ”

2017年
6月17日(土)14:00/19:00 
6月18日(日)14:00 
●お申込みTEL:03-3920-5232 FAX03-3920-4433
●前売り2800円 (当日3300円) ケンタウルスの会1500円 


朗読劇『水滴』 
作=目取真俊 
演出=三木元太 
照明=真壁知恵子

出演
浅井純彦
雨宮大夢
大橋隆一郎
仙石貴久江
竹口範顕
冨山小枝
洪美玉 

1997年度芥川賞受賞作品である沖縄の作家・目取真俊(めどるま・しゅん)の代表作。
ある晩、男の右足が腫れて水があふれ出てきた。男の足元に、夜な夜なそれを飲みに行くのは誰か?
沖縄を舞台に過去と現在が交錯する傑作。



浜下り外伝
――そして目覚めると、わたしはこのイノーの海にいた。

作=宮城康博
演出=三由寛子 
舞踊=鷲田実土里
照明=真壁知恵子

出演
《始原の女》町田聡子
《始原の男》和田響き 
《永劫の女》志賀澤子
《永劫の男》松下重人
《創生の女》奈須弘子
《創生の男》永濱渉

1854年黒船艦隊・ペリーの来琉している那覇《始原》。
1997年少女の尊厳を守れなかった怒りに揺れ市民投票へと向かう《永劫》。
2017年辺野古新基地建設に抗う、いま《創生》。
三つの時代の女と男の物語が、海の見える場所で展開する。
沖縄の民話「浜下り伝説」を主軸に、人の世の願いを紡ぎだす。
“人”にとどまるために《私たちもまた、故郷へ歩き続けているの》、歩きだす。
1980年代 沖縄に帰り名護市民として住民投票のただ中にいた宮城康博が、
古巣・東京演劇アンサンブルのために書き下ろした渾身の新作。初上演。


東京演劇アンサンブル研究生公演 『ノルウェイ.トゥデイ』 公演のご案内

2017-04-11 13:54:05 | 東京公演
TEE東京演劇アンサンブル2016年度研究生公演
ノルウェイ.トゥデイ





イーゴル・バウアージーマ/作
萩原健/訳 論創社刊『ノルウェイ.トゥデイ』より
ドラマトゥルク/萩原健
演出/小森明子

舞台美術/入江龍太
照明/真壁知恵子
映像/三木元太
音響/篠原祐哉
宣伝美術/山﨑智子
舞台監督/冨山小枝
演出助手/奈須弘子 仙石貴久江 永濱渉
舞台監督助手/小田勇輔
制作/太田昭

出演
ユーリー 山﨑智子(劇団員)
アウグスト 関 英雄(研究生)


2017/04/22~23 ブレヒトの芝居小屋
開演
22 日(土)19 時
23 日(日)14 時
入場無料 全席自由。開場は開演の 30 分前。
★アフタートーク 23 日終演後、萩原健さんと出演者。

『ノルウェイ.トゥデイ』はドイツ・デュッセルドルフで 2000 年に初演、
つづく 2 年間に 57 の劇場で上演されたヒット作。日本では今回初演。
作品のベースは、2000 年 2 月に実際に起きたネット心中事件。
いわゆる〈リア充〉を感じられず、他者を恐れ軽蔑し、
世界に居場所がないと感じている若者が、〈美しい死〉に逃れようとする。
だがその旅は、〈生〉に真剣に向き合う 2 日間となる。
若く青く瑞々しい若者の、自分探しの物語。

ご来場、お待ちしております。