a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

福岡市立愛宕小学校

2010-11-26 08:05:40 | 東京公演
11月24日―25日

17時過ぎに着くと、
勤務外時間なんで難しい…と言われていたのだが、
けっこうな先生方が残ってくれていて、
荷降ろしのお手伝い。
疲労がたまりつつある頃なので、
助かりました。

今日もテックスタイプの体育館で、
生徒数も多く、
電源も100Aしかなくて、
状況はよろしくない。
実はこの公演、
テックス不可、
電源125A以上、
500人以下、
ということが公演の条件となっている。
ただ、なかなかこの条件をきちんと把握して応募しない学校は、
少なくない。
条件が整っていない場合、
当然現場対応になるのだが、
それをお願いするのが心苦しい。
特に、2つ目までの条件は、
費用の問題もあるので、何とも歯がゆい。

結局今回はイントレを立てていただき、
電源の足りないままの上演ということになった。
明りがベストじゃないことと、
児童数が多いということは、
ご協力とご理解をいただく、ということになってしまう。
ただ、前日の仕込をしていると、
クラブ活動を終えたような子どもたちが、
次々に体育館を覗きに来て劇団員に話しかけている様子を見ると、
子どもたちの期待が高いのが分かる。
やはり、彼らには、最善のものを見せてあげたい、と思う。

さて、心配していた客席だが、
先生方のご協力のおかげで、
無事おさまりました。

客入れに少し時間をとってしまったので、
リハーサルも開演も少しおしました。
しかし!!
そのおかげで奇蹟がぁ!!
お願いしていたチャイムが止まっておらず、
いきなり鳴り出した。
もし、時間通りに開演していたら、
開演中にチャイムが…!!
想像するだに恐ろしく、
悪運の強さに、ただ、ただ、驚くばかり。
そして、開演。
客席は、最初こそざわめいていましたが、
舞台には興味シンシンでした。
舞台裏でも、多少のアクシデントがありましたが、
子どもたちは、気がつかなかったぁ…かな?
1シーン、サプライズで参加する先生が若くて、
一緒に出演するグスタフソンよりも……児童にはウケてました~。




終演後は、お手伝いがなく、
若干さみしい気もしましたが、
ところどころで、子どもたちや先生方が、
おもしろかったと声をかけてくれたのが、うれしかったりしました。

余談ですが、
足場を組んでくれた業者のおじさんたち。
開演前からやってきて、芝居をしっかり見てくれました。
バラシのときには、仕掛けが気になったようで、
いろいろと覗きに来ていたのも、
何だかこういう公演ならではだったりしました。