a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

攻撃的な守護神?!

2011-09-04 23:24:10 | 東京公演
いよいよ『シャイロック』の公演まで、あと5日となりました。
公演を前に、
出演者の紹介をしようと思っていたのですが、
どういうスタイルにしようかな、と。

前回の『道路』とは、
また違った紹介ができないかと、
思い悩んだ末、
管理人の得意分野で紹介してしまおう、
と、勝手にそんな企画しました。

今、まさに旬な、
“サッカー日本代表に例えるなら”、
ということで、いってみたいと思います!!


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松下重人(まつしたしげと)=シャイロック


最初に思いついたのは、
日向小次郎なんだけど、
これは、漫画だ。
そう言えば、
前回は、“ジャイアン”と表現したなぁ。

で、
まぁ、最近の選手で言うと、誰だろ?

あえて言おう、
川島だな。
GKのドヤ顔(ってどんな顔か実は知らないけど)と評判の、
あの川島って感じかな。

結構、マイペースで仕事をする姿は、
他のフィールドプレイヤーと違った孤高の選手。
最後の砦というわけではないけど、
後ろでがっしりいてくれて、
ある意味頼もしい人なのだ。

時に、
味方への叱咤激励も熱く、
見方がおびえるほど……なんつってね。

また、大事なのは、
まじめなこと。
プレーの激しさとのギャップと言いましょうか、
俳優なら、誰でもそうですが、
中でも、人知れず学ぶ姿勢は、
常日頃から見習いたい、
と思っています。

今回は、
とにかくたくさんのセリフの嵐。
しかし立ち稽古初日には、
ほとんどセリフが入っていたとか。
タイトルロールであり、
既知のシェイクスピアの“シャイロック像”を打ち破る大役。
そういう意味では、
守備的ではいられない。

たぶん、性格的にも、
実は攻撃好きだろうなぁ、と。
GKと言えば守護神だが、
今回に限り、
守るというより、
舞台の中心を担う、
ということになる。

しげシャイロック。
差別と法によってがんじがらめにされながらも、
友情と、
誠実さに生きようとした男。
それは決して軽率な人のよさではなく、
奥行きのある、
懐の深い男だ。

ドヤ顔が見れるかどうかは分かりませんが、
シェークスピアが描かなかった、
アーノルド・ウェスカーが思いを寄せた新たな“シャイロック”の登場に、
心躍る稽古場である。



そう言えば、
見た目で言うと、
「トルシエだ」と、
僕の友人が言っていましたが……。

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東京演劇アンサンブル公演
シャイロック
(PC)http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/shylock/shylock.html
(携帯)http://www.tee.co.jp/indexmobile.htm

2011年9月9日~19日
ブレヒトの芝居小屋
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/shylock/shylock.html

9/9(金)19:00
10(土)14:00
11(日)14:00
12(月)休演
13(火)19:00★
14(水)19:00
15(木)19:00
16(金)19:00
17(土)19:00
18(日)14:00
19(月)14:00

一般前売=3,800円
学生前売=3,000円
★=Low Price Day=2,500円
当日=4,500円

PCから申込 http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
携帯から申込 http://www.tee.co.jp/ticket-yoyaku-getti.htm
電話で申込  東京演劇アンサンブル劇団事務所 03-3920-5232