a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

ラリー 北信越ツアー!!

2014-10-19 00:22:50 | 旅公演
東京演劇アンサンブル創立60周年記念、
ツアー公演第二弾!!

ラリー ぼくが言わずにいたこと



作/ジャネット・タージン 「主婦の友社刊」
訳/田中亜希子
脚本・演出/公家義徳 
音楽/林光
装置/岡島茂夫 
舞踊/西田堯
照明/大鷲良一
効果/大場神
衣裳/加納豊美 
歌唱指導/吉村安見子 
宣伝美術/大塚いちお
河村杏奈
舞台監督/三木元太
制作/小森明子 太田昭

平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

出演
坂本勇樹
原口久美子
清水優華
世古陽丸
真野季節
町田聡子
雨宮大夢
小山えみ
大多和民樹
三木元太
和田響き
篠澤寿樹
山智子
渡邉みゆき


この作品は、2009年に初演して以来、全国の高校での演劇鑑賞教室を中心に公演を継続しています。
高校生にとって、等身大の自分を映すかのような作品世界が共感を呼び、
終演後には、
「あそこに自分がいた。」
「あれは自分だ」
そんな声がたくさん寄せられています。

今回は、文化庁からの支援をいただくことで、
北信越でのツアーが実現こととなりました。
作品のテーマとして語られるキーワードとして、
「高校生」「インターネット」「友情」「恋」「偽装自殺」
などが挙げられます。
昨今、中高生の間で話題になっている問題ばかりです。
生まれながらにして、
インターネットや携帯社会で育ってきた世代にとって、
そういったツールを使って構築できる人間関係に、
何の違和感も感じていないのが実情です。
しかしながら、この作品では、
ネットを中心としたツールそのものへの批判ではなく、
人と人がお互いの関係をより良くするためには、
目と目を見て、
きちんと言葉で思いを届けることが大切であるということを描いています。

現代社会の若者が抱える悩みの一つにコミュニケーションの難しさが挙げられます。
面と向かって相手に何を伝えられるのか、その問題は、若者だけの問題だけではないかもしれません…。

原作は、アメリカのヤングアダルト小説。
アメリカではその続編も話題となっています。
生きにくい現代社会の中で、
生きる価値や、友情のあり方、
そして何よりもどうすれば人と誠実に向き合うことができるのか。
これから大人になる思春期の子どもたちと一緒に考えてみたいと思い上演している作品です。

初演以来、何度も手直しした脚本は、
現在1時間40分(休憩なし)となっており、
おかげさまで多くの中学生・高校生にご覧いただくことができております。

北信越でのこの作品の一般公演はこれまでほとんど経験のない取り組みです。
ぜひ、この機会に、多くの中学生、高校生、そしてその親たちにご覧いただきたいと思っています。
終演後、ぜひ公演の感想を話してもらえると、
その差異や、共感など、
お互いに新たな発見が生まれるのでは、と思っております。


どうぞよろしくお願いします。




2014年11月21日(金) 19:00開演
長野市若里市民文化ホール

協力:長野県子ども劇場おやこ劇場協議会
    TEL:026-292-6801
後援:長野県教育委員会/長野市教育委員会

2014年11月22日(土) 19:00開演
小松市民センター・大ホール

協力:子ども劇場いしかわ/加賀おやこ劇場/小松おやこ劇場 TEL:0761-21-4601

2014年11月24日(月・休)13:30開演
リージョンプラザ上越

協力:上越おやこ劇場 TEL:025-522-4384/子ども劇場おやこ劇場新潟県センター
後援:上越市教育委員会
プレイガイド:上越おやこ劇場/上越文化会館/妙高市文化ホール/アコーレサービスカウンター/春陽館書店/柿村書店/リージョンプラザ上越

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