a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

ブレヒトカフェ Vol.5 『浜下り外伝』&『水滴』 4

2017-05-23 06:12:51 | 東京公演
《創生》に出てくる二人の紹介です。
2017年のまさに今現在、辺野古の海で行われ続けている反対行動。
移設とは名ばかりで、じつは200年使える、巨大な軍事基地の工事です。
身一つのカヌーで抗議を続ける女と、それを排除しようとする海上保安官の男、
ふたりの物語。
奈須さんも永濱君も、実生活は色白のカナヅチ。



創生の女……奈須弘子(なす・ひろこ)


勝ち気でユーモラスな沖縄の女。あきらめず、海保に食いついてゆく。
なぜ沖縄の人間が新しい基地に反対するのか、
過去の声をきき、戦争のない未来を見、
そして現代をどう生きるのか、考えさせてくれる。
「あの日」暴行された友とともに生き、「あの日」蝶になった彼女と生きる。
奈須さんが体当たりで挑んでいます。


創生の男……永濱渉(ながはま・わたる)


海を守る、人を助けたい…という気持ちから、
憧れの海上保安官という仕事に就いたが、
その仕事は誰を守り、誰を踏みつけているのか。
日々、辺野古の海で、彼は何を思うのか。
国家と個人。国益と人権。何を大切に生きるのか。
稽古場で一番若く、思いきりのよい渉君の芝居が、
「国家と個人」の構造を浮かび上がらせます。

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東京演劇アンサンブル ブレヒトカフェ Vol.5  
2017.3『沖縄ミルクプラントの最后』に続く ”オキナワ”

2017年
6月17日(土)14:00/19:00 
6月18日(日)14:00 
●お申込みTEL:03-3920-5232 FAX03-3920-4433
●前売り2800円 (当日3300円) ケンタウルスの会1500円 


朗読劇『水滴』 
作=目取真俊 
演出=三木元太 
照明=真壁知恵子

出演
浅井純彦/雨宮大夢/大橋隆一郎/仙石貴久江/竹口範顕/冨山小枝/洪美玉 


浜下り外伝
――そして目覚めると、わたしはこのイノーの海にいた。


作=宮城康博
演出=三由寛子 
舞踊=鷲田実土里
照明=真壁知恵子

出演
町田聡子/和田響き/志賀澤子/松下重人/奈須弘子/永濱渉


お問合せ・お申込
東京演劇アンサンブル劇団事務所
tel:03-3920-5232


公演詳細