こちらは、小学校との合同開催。
ワークショップ時から参加しいるので、
歌なども一緒。
こういうパターンは楽しみ。
校長先生が、昨年度に前任校で応募してくれたのが阿賀中学校。
移動となって、追加公演にあわてて応募してくれた。
そういうことも、なんだがとっても嬉しいのです。
到着すると、たくさんの先生たち。
荷下ろしがあっという間だったし、
ほかの仕事も進めやすく、ほんとに助かりました。
昨日書いたように、ワークショップメンバーもいたおかけで、
前日仕込みが、考えていたよりも1時間以上早く終わった。
スバラシイー。
小学生が130人くらい、中学生が80人くらい、
地域の方々が100人くらい。
良い感じで入っています。
開演。
小学生と中学生が一緒に観る空間は、けっこう好き。
最初、暗闇になったことで騒ぎだす小学生。
スライドが流れ、さらにざわめきが増す。
音楽とともにフェードイン。
ジョバンニが舞台に立ち、歌い始める。
すると、騒がしかった客席が静かになる。
周辺に影たちがいることが分かり始めると、
怖くなってくるのだろう、だんだんわざと笑うようになってくる。
影の動き一つ一つに、カラ元気の笑いがかぶさる。
こうなってくると集団の力。
最前列の低学年の子どもたちは、
まるでコメディでも見ているように大きな声で笑っている。
しかし、
次のジョバンニのソロ、「影のうた」になると、
また、スーッと静かになる。
“影”が何者なのか、知りたいのだ。
だから、歌に耳を傾ける。
こうやって、オープニングから、
空間そのものが劇場として変化している事を実感する。
特に小学1年生から、ほんとうに地域の年配のみなさままで、
幅の広い年齢層の中でも、
きちんと芝居が沁み渡っていくのを実感する。
児童・生徒の参加部分も、
短い練習時間にもかかわらず、
歌も振りもバッチリ。
ちょっと油断して、芝居見入っていたけど、
それもご愛敬。
そして、サプライズでお願いしていた「プリオシンのうた」、
けっこう先生方が練習してくれていたようで、
それもまた、うれしかった。
その良い流れのまま、舞台は進んでいった。
鳥捕りが捕獲し損ねて取りが客席に捕獲されたけれど、
それもまぁ、ご愛敬。
とにかく先生たちも一緒に、
好奇心を持って同じ空間にいる。
学校での公演の成功の秘訣は、
そこにある。
そんな空気が漂っているのが、良いなーと思った。
生徒代表挨拶も、
そんな、愛嬌のあるあいさつで、
こっちもがニヤケてしまうよー。
最初にある絵は、
中学校の美術の先生が、仕込みを見ながら書いてくれたもの。
いやー、上手。
こういう何げないプレゼントは、やっぱりうれしいなー。
あっという間の3ステージ。
短い時間の準備でたいへんだった思うけど、
どこの子どもたちも、しっかり歌を覚えていてくれました。
来年度は、福島、山形、栃木、群馬、埼玉でーす。
ただいま募集中。
ぜひ、学校関係の方々、気になりましたら『銀河鉄道の夜』、
一緒に幻想四次元の旅する空間を創出しましょう。
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東京演劇アンサンブル 第31回クリスマス公演
銀河鉄道の夜
作=宮沢賢治 脚本・演出=広渡常敏 音楽=林光
12月
23日(月・休) 15時
24日(火) 11時貸切/15時
25日(水) 19時
26日(木) 19時
前売一般=3800円
前売学生=3000円
当日=4500円
ブレヒトの芝居小屋
全席自由
チケットのお申し込みはこちらから
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
小2の子ども達には,化石掘りのコミカルな場面とさそり座の女の人が怖かった場面が,とても印象に残ったようです。この作品の心に迫れた子どももいたように思います。
個人的には,「子ども達へのサプライズで,プリオシンの歌を歌え!」という難題(?)を与えられていたことで,ステージ開始直後から,この作品世界に引き摺りこまれてしまったようです。皆さんの罠にマンマと引っかかってしまって,少し悔しいです。
思い出に残る一時になりました。ありがとうございます。
追加公演ということで、
時間のない中での取り組みでしたが、
小学校も、中学校も先生方がノリノリで、
とても気持ちよく公演することができました。
素敵な絵もいただき、
忘れることのできない公演となりました。
ありがとうございました!!