a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

大分県日田市立光岡小学校

2008-11-07 22:42:57 | 旅公演
この学校は、
体育館の条件に困難があって、
イントレ(工事用足場)が必要だったり、
電源が足りなかったりで、
なかなか渋いスタートでした。
学校と劇団の間に入ったA先生には、
本当にご苦労かけました。

ちなみに、この光岡。
“てるおか”と読みます。
写真
隣りは、そう、
あの“よあけ”という駅です。
タリさんの『グスコーブドリの伝記』に出てくる駅だ。

そんなこととは関係なく、
子どもたちは元気。
ワークショップでも思ったが、
600人くらいの児童なので、
けっこうな人数。
これだけの人数に体育館で観せるのはじめてなので、
さてさて、どうなることやら・・・。

仕込みのときに、
5年前に同じ文化庁公演で、
『走れメロス』を上演した小野小学校の教頭先生が、
突然学校にやってきた!!
なんと、去年までこの学校の校長先生で、
東京演劇アンサンブルだからということで、
2年連続で申し込んでくれて、
決まったと思ったら、転任しちゃったそうな。
5年前の公演は、
とっても印象的な公演で、
山の中の物語に出てくる文教場のような学校で、
父母の方もたくさん手伝いに来てくれて、
小さな学校で、とってもあったかい公演になった。
終演後も感動さめやらず、
宿まで、教頭先生と、校長先生が来てくれて、
韓国公演直前のメロス班は、ものすごく励まされた思いがある。
教頭先生からは、
嬉しいお手紙が劇団に届いたことも強く記憶に残っている。
今回の旅班にも、主演の公家をはじめ、
何人かが来ているので、
しばしの感動の再会でした。

これで、
否が応でもモチベーションは上がる。
600人の口笛は、
とってもかわいらしく、
体育館に風が吹くような気がした。
舞台上のポプラも揺れている。
みんなが吹けるようになったわけじゃないけど、
それでもこれは、600人の口笛だった。
そのあと続けて、一緒に歌うんだけど、
それよりも、
みんなで吹いた口笛が、
なんだか嬉しい公演でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿