空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

支持率メモ(内閣、改憲、立民)

2017-12-16 16:21:50 | Newsメモ
時事 来年の改憲発議、反対7割=内閣支持42%に減少-時事世論調査 2017/12/15-15:06

時事通信が8~11日に実施した12月の世論調査によると、憲法改正の発議を来年1月召集の通常国会で行うべきかどうかについて、「反対」が68.4%と7割近くに上った。安倍内閣の支持率は前月比2.8ポイント減の42.6%、不支持率は同1.0ポイント減の36.1%だった

来年の改憲発議について、「賛成」は20.9%。これに対し、「改憲を急ぐことに反対」が51.3%、「そもそも改憲に反対」が17.1%で、反対意見の合計が賛成を大きく上回った。自民党支持者でも反対が50.6%と半数を超え、賛成は42.9%だった

 この状態で実際に改憲発議する度胸のあるひとはおるまい。
 やってもいいが、どれほどの層の気分を満足させるかは、こうした調査でも明らかだ。
 まあ、そんなわけで、5年ほどまえからか? 延々、明日にも改憲発議が、こんどの選挙後こそ改憲発議が、この政治危機にこそごまかしのためにアホの安倍が改憲発議が、と言い立ててきたひとたちは、ちっとは現実を見てはどうかと思う(うんざりした顔で)。

改憲で優先すべき項目を複数回答で聞いたところ、「国民の知る権利の拡大」が36.0%で最も多く、「教育無償化」35.9%、「緊急事態条項の創設」28.3%と続いた。安倍晋三首相が意欲を示す「9条改正」は20.8%だった

朝日新聞 安倍首相「同年代に嫌われ悲しい。新聞愛読者層では」 2017年12月15日19時41分

「SNSなどが発達した時代に多様な情報を集め自分で判断している」と述べ、そうした若い世代の理解に自信を示した。一方で首相と同じ60代からの支持率が比較的低いことも挙げて、「同年代に嫌われたと悲しい思いがする。新聞の愛読者層ではないか。もう少しお手柔らかにお願いしたい」と述べた

 そーゆー余計な一言を付け加えるあたりが嫌われる理由の一つではあるまいか。

ZakZak 立民が支持率1ケタ台に急落、「モリカケ」追及ばかりの野党敬遠か 世論調査 2017.12.13

「モリカケ」追及ばかりの」って、一緒に煽ったメディアが言えた義理か、と思ったらこれは産経系列か。なら言う資格がありそうだ。

特別国会の閉会(9日)を受け、読売新聞とNHKが世論調査の結果を公表した。安倍晋三内閣の支持率は、読売が53%(前回比1ポイント増)、NHKが49%(同3ポイント増)で、ともに不支持率(36%と35%)を上回った

 根強い不支持率は常に意識すべき不安点だが、支持率も底堅く、自信をもって政権運営できそう。

政党支持率では、自民党が抜き出ており、野党第1党となった枝野幸男代表率いる立憲民主党は1ケタ台に下落した

 これは当然の結果というべきである。主たる支持層と想定される高齢者層としては、社会保障強化のために政府に対する圧力を強めてほしいところだろう。確かに、もしや誰か首相の友達がその事業に国からの補助金をうまいこと手に入れたのだとして、たかが10億そこらとかではけち臭い話じゃないか。

 というか、ここまで頑張って、「首相の友達が旨い目を見たかもしれない事例」がたかが二例。首相の友達になるのは、金儲けの手段としてうまくなさそうだ―乱脈政治というなら、もっとこう、「お友達」も多数あって、額もたいしたもので、企業を脅迫あいや「説得」してウハウハってものであってほしい。つぅか、首相、友達いないんだね、って感想にならんか、これ。

 悪い友達がいた例:

朝日新聞 チェ・スンシル被告に懲役25年、罰金120億円を求刑 ソウル=牧野愛博2017年12月14日19時30分

韓国前大統領の朴槿恵(パククネ)被告の支援者で、職権乱用罪に問われたチェ・スンシル被告に対する公判が14日、ソウル中央地裁で開かれ、検察は懲役25年と罰金1185億ウォン(約123億円)、追徴金約78億ウォン(約8億円)を求刑した

チェ被告は、自身が関与する財団に設立資金計774億ウォン(約80億円)を出資するよう53企業に強要したなどとされる

 ここに至る諸事情については、怪しげなものもあるにせよ。

 なお、とある政治家の個人的発言をちらっと見る機会を持ったが:



「全ての公務員(特に自衛隊)に選挙権は与えない!」」とあるが、この「(特に自衛隊)」は非常に興味深い。なぜだ?と問われれば、戦前の軍部の行動云々を言うことだろうが、だからといって現代の自衛隊について「特に」とまでつける現実的・現代的意義はどれほどあろうか。

民間より給与は低いのが当然で」についても、なぜ「当然」であるのか、どのように低くあるべきなのか、些か難。もちろん国会議員も公務員の類であり、ではどのように低くあるべきなのか。議員への給付は当然低くあるべきだ、というなら、その職は現実的にはカネモチの兼業になるのが自然だろうし、となると―。

タブーに踏み込まない政策意味なし!」やはり踏み込むべきタブーというのが不分明。

 確かに1ツィートで詳しく政策を述べるだの、無理なのだが。
 ともあれ、上掲の引用一個でも、相当”学べる”点があるように思われるのでメモしておく。



 …つぎつぎ出てくる「問題点」を「誠実」に取り上げていったらこうなるだろうなあという姿のように見える。





 小沢待望論、といえば中立的だが、小沢独裁論、といえば不穏だろうな。
 この点で既に、自民党に劣るだろう。あそこはそれなりに異論を持つ派閥首領等々がいる。

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