空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

給料について;研究費について

2017-12-18 10:48:47 | ノート
 給料について:







 ソレに対して、「好きなことやって生きているんだから、いーじゃん」という文句つけが来そうだが、今の体制だとその「好きなこと」も出来ないわけであり、拗ねるひともでようというもの。

 そこで、研究費について:



 これを引用しつつ



 こう言えるのは、もはや文章読解能力を疑ってよいかと思われる。なにしろ「プリンタのトナーの替えが買えない」である。「出張の旅費がない」である。基礎的な経費からして足りないのである。学生に実験をさせるのも研究経費のうちだったりするが、それも足りない、というわけなのだ。

 あと、科研費(等)が切れるとそこで止まるな、この態勢だと。



 こういうことでもあり、それなりに回ってはいるのだ。
 しかし、3年で500万使用する計画で申請して、500万が下りたとしても、その30%とかは電気代など固定費用に差し引かれる運用だったりして、まあどっちみち私費を投入することになるわけなのですが。

 だから、ちょっとよい給料をもらえないと、そこで積む。給料くれるか、研究費をくれるか、どっちかしてもらわないと我々の活動自体ができなくなる。そうなると、学術がとまり、将来の社会の飯の種も失われる。つうか今現にかなり失われたあとの世界が展開してますよねうちの国。



 まあ、蛍光灯の数は減らしてますね。



 事務用品費や消耗品費って、いちばん削りやすいところじゃないのか。そこは一般ピーポーと感覚は同じと信じる。なので、そこらへんが各校毎年1%ずつ減らされていき、その減った分にちょっと足した位のお金を科研費等の競争的資金に回す。相対的には”高等教育予算”は一応わずかながら上がっていく傾向にはあるが、競争的経費を増やして、結果大大学の貰いが大きくなる一方、地方の小中規模校は事務員の数を減らしたり事務用品の数を減らしたり消耗品費を減らしたりして対応する一方になる。

 まあ、その限度に、そろそろ達したっぽい、というわけ。



 一応仮にも「事務用品費」「消耗品費」という項目はあるにはあるが、しかし全く足りてない、といったあたり。蛍光灯を歯抜けにするあたりから対応するのは、民間さんも同じだろうけど、『自社がそういう状態になったら転職を考えろ』とかも言うだろう。


 現場の人間の感覚としては:



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