今日もソマリアの記事をメモ。
世間様では,エチオピア東部での油田労働者殺戮事件に興味が行っている様子ですが,それもこれも根っこは繋がっているわけで。
ソマリアはおおむねソマリ人からなる民族国家ということで,エチオピアで少数民族やってるより分離独立・めざせ大ソマリア統一っおお偉大なる我が祖国よと盛り上がるのはまあ読めたシナリオではあるわけですよね。エチオピアが,UICがソマリア南部をほぼ掌握したときに,バイドア政権に味方した理由も,大まかなところその筋にあったわけでしょう。原理主義拡張路線政権なんてものに,隣国になってほしくはありません。
エチオピアの当時のキモチは,時事ドットコム2007/04/25-08:41 中国人含む74人殺害=武装集団が石油会社の油田襲撃-エチオピア掲載の写真の説明文(「写真は2006年にソマリアの首都モガディシオに集合したオガデン民族解放戦線の戦闘員」)を読んだだけで解ろうというものです。
さてBBCの伝えるところでは,首都を脱出した避難民等に援助物資を送ろうとすると,insurgentsが「あ,通行税もらうよー」とかいって略奪したり,暫定政府側の手際が悪すぎて流通がなんともならないとか。
BBC News, Africa Row over aid to fleeing Somalis Wednesday, 25 April 2007
まあ。紛争地帯じゃ普通の事ですけど。
だからといってaid worker側が自衛武器備えた日には,それ自体紛争の当事者の一つになっちゃいますのでその選択肢は大却下。誰が天下を取るにせよ,状況が落ち着かないことには援助活動は進展しそうにありません。
国際社会の善意と人類愛が恵まれない人に届くかどーかは強力有効な武力機関の安全保障の有無による…というのはしばしば現実ですねぇ。まあ武力と二人連れの愛というのもなんだかなですが。
辛い事ばかり言うとまたキッズgooに嫌われますので,人間愛を高らかに称賛することを書くことにします。
上掲BBC記事には,モガディシュ外縁部の産院のお医者さんの話が長く引用されております。彼女の産院には食物もshelterもなく,水は僅か。といって井戸から水を汲むこともできない。それでも女子供ばかり2000家族ほどが集まっている由。
産院を襲撃するほど碌でもない連中はまだ発生してないんでしょう。幸いな事です。
医院まで来た人には,ともかくも手当てをしようとはしている―出産にせよ,戦傷の手当てにせよ。市中心部の病院が打撃を受け,医療関係者の幾人かが彼女の医院にやってきているということ。スタッフが増えることは心強いことでしょうが,水も資材もないのは悲痛なことです。
そのお医者―Dr Abdi ―曰く,「私は氏族差別をしません―他の人はするんですが。場所があれば,私はそのひとたちを無料で置きますし,水もです。―もちろん,診察もです」
世間様では,エチオピア東部での油田労働者殺戮事件に興味が行っている様子ですが,それもこれも根っこは繋がっているわけで。
ソマリアはおおむねソマリ人からなる民族国家ということで,エチオピアで少数民族やってるより分離独立・めざせ大ソマリア統一っおお偉大なる我が祖国よと盛り上がるのはまあ読めたシナリオではあるわけですよね。エチオピアが,UICがソマリア南部をほぼ掌握したときに,バイドア政権に味方した理由も,大まかなところその筋にあったわけでしょう。原理主義拡張路線政権なんてものに,隣国になってほしくはありません。
エチオピアの当時のキモチは,時事ドットコム2007/04/25-08:41 中国人含む74人殺害=武装集団が石油会社の油田襲撃-エチオピア掲載の写真の説明文(「写真は2006年にソマリアの首都モガディシオに集合したオガデン民族解放戦線の戦闘員」)を読んだだけで解ろうというものです。
さてBBCの伝えるところでは,首都を脱出した避難民等に援助物資を送ろうとすると,insurgentsが「あ,通行税もらうよー」とかいって略奪したり,暫定政府側の手際が悪すぎて流通がなんともならないとか。
BBC News, Africa Row over aid to fleeing Somalis Wednesday, 25 April 2007
まあ。紛争地帯じゃ普通の事ですけど。
だからといってaid worker側が自衛武器備えた日には,それ自体紛争の当事者の一つになっちゃいますのでその選択肢は大却下。誰が天下を取るにせよ,状況が落ち着かないことには援助活動は進展しそうにありません。
国際社会の善意と人類愛が恵まれない人に届くかどーかは強力有効な武力機関の安全保障の有無による…というのはしばしば現実ですねぇ。まあ武力と二人連れの愛というのもなんだかなですが。
辛い事ばかり言うとまたキッズgooに嫌われますので,人間愛を高らかに称賛することを書くことにします。
上掲BBC記事には,モガディシュ外縁部の産院のお医者さんの話が長く引用されております。彼女の産院には食物もshelterもなく,水は僅か。といって井戸から水を汲むこともできない。それでも女子供ばかり2000家族ほどが集まっている由。
産院を襲撃するほど碌でもない連中はまだ発生してないんでしょう。幸いな事です。
医院まで来た人には,ともかくも手当てをしようとはしている―出産にせよ,戦傷の手当てにせよ。市中心部の病院が打撃を受け,医療関係者の幾人かが彼女の医院にやってきているということ。スタッフが増えることは心強いことでしょうが,水も資材もないのは悲痛なことです。
そのお医者―Dr Abdi ―曰く,「私は氏族差別をしません―他の人はするんですが。場所があれば,私はそのひとたちを無料で置きますし,水もです。―もちろん,診察もです」
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