空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

麻疹流行―今回の発端についてのメモ

2019-02-23 17:59:41 | ノート


ハーバービジネスオンライン 三重県の麻疹感染拡大の背後にある、「反ワクチン」「反医療」信仰の危うさ 藤倉善郎 2019年2月22日

三重県に本部を置く宗教法人「ミロクコミュニティ救世神教」(MC救世神教)で麻疹(はしか)の集団感染が判明した1月10日以降、三重県内での麻疹流行が未だに終息しない。県の発表ではすでに3次・4次感染者も発生。2月17日時点で、三重県だけでも患者数は49人にのぼり、近隣5県で60人を超える

三重県での集団感染は、昨年末に開かれたMC救世神教の研修会で起こった。10~20代の若者を中心とする研修会で、年齢からして、信者である親を持つ2世や3世の信者たちと考えられる。

 参加者は49人。参加者の居住地の内訳は不明だが、このうち三重県在住者については県が24人(全員10~20代)の感染を確認した。ワクチン接種歴があったのはたった4人。その全員が、通常2回接種しているはずのところが1回だけだった


MC救世神教は集団感染発覚から2週間近くも県薬務感染症対策課等による団体名の公表を拒んできた。信者以外の2次・3次感染者が出て、週刊新潮が同教団に取材を申し入れた直後の1月22日になって、教団はウェブサイト上に謝罪文を掲載することで「カミングアウト」。同時に教団は、トップページ以外のすべてのページを削除した

麻疹以前に、いつ死者が出てもおかしくない教団であることが一目瞭然だった

 この5ページ目

詳細は省くが、数年前、別のあるカルト宗教で、「エボラ出血熱の感染者を日本に入国させ、騒ぎになったところで教祖の能力で治して見せれば教団の宣伝になる」という計画が浮上したと耳にしたことがある。教祖が却下したため実行に至らなかったというから、これが事実なら、その教祖や幹部たちは、教祖の病気治し能力に自信がなかったのだろう

 は、ネット用語でいうところの「草」だが―大草原、というか―

能力の限界を自覚しているインチキ教祖がリーダーシップを発揮すれば、この手の無自覚テロは起こらない。本気で信仰している真面目な宗教集団ほど危険だと言える

 これが大問題である。

【本のメモ】「※参考文献:『カルト宗教事件の深層 「スピリチュアル・アビューズ」の論理』(藤田庄市、春秋社)


 なにがどうちょうどいいのかは知らん。

 リスク管理の問題なのである。

 この点、賞賛されるべきらしい人の名をメモしておく


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