空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

トランス者が痴呆に陥った場合?

2023-09-29 11:22:00 | ノート
 興味深い例が見えたのでメモ。





 これは興味深い。
 本来、トランスは、本来あるべき性へ戻っただけであるはずで、別に男性へ・女性へなったのではないという理解ではなかったか。だから痴呆に陥ろうが、本来は―いやまあ、痴呆が一貫性あるものだという論理矛盾的な課題はあるんだが―本来の性のまま違和感などないはず、と一応、想定することができる。

 これは不幸な例で、痴呆で理性の一部が消失した結果、身体の性の意識が強く出てきてしまった、そのため意識と身体との違和感が強く表れてしまったわけだ。

 この例を「真のトランスではない」と評価するのも一案だが、とはいえ痴呆になるまでは相当程度、QOL的にはよかったはず―と想定できる。さあ、どうすればいいかなあ―どうしたらよかったのかなあ―と、たいへんに頭を悩ます例。息の長い、多数の人間の多様な一生たちを見据えた重大問題なのであって、「やれ!」と言って済む問題ではないのだ。いやまあ、その叫びは当事者のその瞬間の気晴らしにはなるから、まったく無駄ではないが、社会問題の根本的解決には、まあその。
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