空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ジンバブウェ:「義務」教育の強化

2020-03-10 10:55:43 | Newsメモ
 子供を学校に通わせない親を最長で2年の刑に処することによって。いやそれ悪化しないかなと言う気もするが、しないよりましだと思えそうなレベルで困っていることは事実か。

BBC Zimbabwe crisis: Parents of school dropouts face jail 9 Mar 2020

Parents in Zimbabwe could face up to two years in jail if they fail to send their children to school.

The government has made education compulsory up to the age of 16 to stem rising school dropout figures blamed on the poor state of the economy.

It is estimated that in some parts of the country 20% of children do not go to school.


 義務教育年齢を16まであげたい、なにしろ国が貧困な理由のひとつは教育不足にあるからな、と言う至極真っ当な判断。そんななか、へたすると20%もの子供たちがドロップアウト。

The high drop-out rate has also been blamed on pregnancy, early marriages, the long distances to schools and a lack of interest, our reporter adds.

 そりゃ学校の数がたりないのだろう、学校までの距離はあるわ、学費はかかるわ(なので学費支払い不足で生徒を学校から追い出すのも控えさせる方針がだされたが)、やることやれば妊娠するわ(そこで妊娠を理由に学校を追い出すのをやめさせる方針)、さらに学校に行く興味関心もないとくればどうしようもない。立身出世がみこめないなら、なんでそうまで無駄金・無駄時間をつかわせるのだ、と、こうなろう。

 とはいえ、高学歴に似合いの高収入の職というのも、経済なり社会なりが複雑高度化してこそ出てくるものだろうし。ジンバブウェはなおも苦闘せざるをえまい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イタリア全土にロックダウン令 | トップ | 白いキリンが殺された »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事