空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

コロンビア:政府はFarcとの和平交渉に言及

2012-08-28 18:08:17 | Newsメモ
 私にとっては時々しかチェックしない地域のニュースですが―

BBC Colombia agrees to hold peace talks with Farc rebels 28 August 2012

 ともあれ,暴力騒擾はない方が好ましく,和平交渉は行われる方がまだしもよい。

 コロンビア大統領Juan Manuel Santosは同国最大の武装勢力Farc(Revolutionary Armed Forces of Colombia)との予備的和平交渉が行われていることを認める。更には第二位の勢力のELNとの交渉チャンネルも開いたという。国営TVで,「平和を追求する義務」を自分は果たしつつあると語る。

 交渉妥結は月曜日,現場はキューバ,ハバナ。10月5日にノルウェー首都オスロで会談を始めたのだという。

 Santos大統領は,以前の和平交渉のあり方(Andres Pastrana大統領による)の過ちから学んだのだという。PastranaはFarcにスイス規模のsafe havenを認め,これが不可侵の訓練・再編成の場所となってしまった。

 2002年2月にこの方針を改めるも,なお一部地域はsafe havenとして残ったまま―。

 ―で昨年8月,当時のFarcの指導者Alfonso Canoが交渉の用意があると語り(その後殺害されたようだが),ともかく和平交渉が行われているらしいぞとの噂は流れていた由。3月に後継指導者Timochenkoのもと交渉再開。

 ―しかし,和平交渉が行われること自体は喜ばしいことではあるが,Farc等が「そぅいぅ」気になったのはかなりの軍事的敗退に大きく因っているのだろうなあと思うと,理性と平和と暴力の関係について思うところはあろうというところ。むぅ。

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