肉屋を殺すのは正義である―とあるVeganの主張への裁き

BBC Trèbes attack: French vegan activist convicted over dead butcher comment 29 Mar 2018

　イスラミストがその辺の食肉業者を殺した―というあたりまではともかく、「いやあ、それは正義の裁きだねえ」とコメントしたveganに有罪判決。「同情の気持ちなんぞねーよ」だそうで。7ヶ月ほどの、テロを助長した罪での執行猶予判決。

　…あー…。

　…動物の「人権」を守るためなら人間が殺されても構わん、というか、動物殺しとその共謀者どもは死刑に値するという思想か：

『んで、殺し屋がテロリストに殺されたからって、なんかショック？　ワタシにゃわからん。こいつに同情なんかしないね。この行為には正義がある』（「"So does it shock you that a murderer gets killed by a terrorist? Not me, I have zero compassion for him, there is justice in it」）。

　…veganであることを別に止めやしないが、敵対的な思想をもっている人間を、それがゆえに死に値するというのは、ちょっと民主主義的でないように思う。思想の自由に反すると思う。

「あんなヤツ、さっさと死ねばいいのに」というのもまあ、人間的な感情だと思うのだが、ある属性であるがゆえに「そぅ」思うというのは、職業差別や人種差別や、そういった類のものだろう。