空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

言論弾圧の一形態

2018-03-23 15:54:05 | ノート


 あのですな杉田先生。ついこの間、ネットでの脅迫を受けたり、おそらくは普段からいろいろと、その思想・言説に対して迫害の言葉をかけられているだろう人が同様のことを使嗾するが如き発言は適当ならざるものではないかと。



 なお手法というもの自体は相当程度中立的なモノであり、同様の攻撃は反対派のひとたちも自由に使えると言う点、注意が必要。
 猫殺しとかの被害にあってる人もいるわけで、言論にもとづく個々の市民の身体的危害の危機はわりと迫ってる。





 なお極左も同様。どっちみち、東西の極みで日付変更線をはさんで類似した行動様式を取る人たちではあろうし。

 費用対効果という概念を憶えるべきと思うがなあ。
 それこそ「広い視野」に立てば、年間数十万程度の科研費を獲得するのに汲々として、それでこうした「愛国者」の人たちの敵のエネルギーが費消されてしまうのだ。万々歳ではないか。

 なので、「愛国者」の皆様は、そのお好みの学者さんにたくさんお金を寄付するといい。たいていの学校には寄付金受け入れの制度が整備されてるはずです。

 なお民主主義者として正しい態度は:



 心がけとしては:



 私のお師匠様のお言葉で、競争するのはいいが、足を引っ張るな、というのがある。
 いやまあ、是非とも潰したる、と思う対象というのはそりゃあ時にはあろうが、人を呪わば穴二つ、ということもある。健全に仕事すべきですな。幸い、今の我が国では、そう滅多なことでは粛清(物理)されないし、社会的抹殺もなかなか難しい。



 わりと自在に「経費」を使いますな、民間の彼ら。
 我々はなんでこんなに規制するんだ、って感じに厳しいが。というか詐欺師寸前の扱いを受けるが。

 血税たるもの、最後の一円まで適切に使用されねばならない―まあそれはそのとおりなのだ。
 だがまあ、『歴史研究者はその研究対象に似る』という警句も思い起こしてみよう。区々たる問題を論うのに忙しく活動しすぎては、その本道たるものを忘れ果ててしまうだろう。



 なお類似の問題:



前に「つらい毎日を送る中でせめて弱者叩きをして溜飲を下げたい人の気持ちが分からないのか」みたいな事を言われたのが忘れられないんだよな」というのは非常に示唆的。

 …いや、分るから、できれば自分だけでもできるだけそうした正直な気持ちから離れておきたいし、学生にもそのように教育するのだが。

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