空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ニジェールもウクライナとの断交を宣言

2024-08-08 22:12:00 | Newsメモ
 マリはウクライナと即時断交するという話だったが(2024-08-05)、付き合いよくニジェールもウクライナ断交に動く。

Niger has cut diplomatic ties with Ukraine, a move which signals a burgeoning rift between some West African states and Kyiv.

Niger's military government said it made the move in "solidarity" with neighbouring Mali, who severed their own relations with Ukraine two days ago.


 マリとの連帯を示すのである。

BBC Niger's junta cuts diplomatic ties with Ukraine 24 hours ago

Wedaeli Chibelushi & Peter Mwai

 まあその、マリは激怒する権利がある。その親しい隣国として、まあニジェールも怒りを共にする権利はあろうし、自国でも変に蠢動されても嫌なので、あらかじめ断交しておくのも予防措置として悪くない。なにしろウクライナはロシアの邪魔をしようと、マリにまで手を出してきた―少なくとも口を出してきた―わけですから。

Ukraine has been trying to win allies in Africa throughout its war with Russia, likely in an attempt to counter Moscow's growing influence on the continent.

 何やらスーダンでも活動しているという。

West Africa is not the only region to be impacted by the Ukraine-Russia war.

In Sudan, Wagner is alleged to be backing the paramilitary Rapid Support Forces (RSF), which has been at war with the Sudanese army for more than a year now.

Meanwhile, widely circulated videos show what is reported to be Ukrainian special forces carrying out drone strikes, and other armed attacks, against the RSF and Wagner fighters in Sudan.
The BBC has not been able to verify these videos.


 …当事者として、気分は悪いわな。
 そんなこんなでロシア・ウクライナ戦争はアフリカ大陸でも微妙に戦われている。誰が悪いって、さしあたりはここまで手を出してきたウクライナが悪い。手を貸した相手は原理主義勢力だったり分離主義者だったりするわけで、きみら戦後のごったごたのこと知ったこっちゃねえという態度だろう。

 とはいえウクライナは国家存亡の危機でもあり、相手方の財布になってる地域を潰しにかかるのは…まあ…直接の自衛権行使とはとてもいえないが、理解できる作戦である。
 そのウクライナは昨今、逆侵攻をかまして結構な成功を収めた模様。よし、やっていいぞ。侵略者に眼にもの見せてやれ。そして速やかに停戦の条件を形成してしまえ。このままだと占領地から撤退しないからなあ、ロシアは。
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