空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Sheikh Muhammad Ahmed Kashka

2008-03-12 17:32:03 | ソマリア関係人名録
 Sheikh Muhammad Ahmed Kashkaはソマリアのイスラム聖職者。首都モガディシュのMedina地区の導師。2008年3月10日(月),モスクから帰宅したところを2名の暗殺者に銃撃され,死亡。55歳であった。

BBC Somalis mourn killed peace cleric  11 March 2008

 彼は暴力に反対する態度で著名であったという。先の金曜の礼拝の際の説教は,暫定政府のために働く人々に対する,反乱勢力の攻撃を非難するものであったという。

 政府役人は街を通るのに猛スピードで駆け抜ける,攻撃を恐れての事だ。地区施政官の暗殺など珍しい事ではない。そんななか,彼は暴力批判の論をはったわけだ。葬儀には数百人が参列した由―忘れ去られた悪夢の町で。数十万が逃げ去った空虚な都市で。

 なおBBC通信員の話では,金曜の説教とこの殺害事件との関係は不明。

 神よ,あなたは力強いのですから,今こそソマリアにアメリカ人のムスリム殺戮凶をくださるべきです。何故ならムスリムがムスリムに殺されるなどあるべきでない大なる悲劇であり,ムスリムは異教徒とさえ長く対話をし続ける忍耐を持つのであるから。だからそこには,非ムスリムのムスリム虐殺者が存在しなければならず,そしてそのようなモノには相応しい罰を下さらねばなりません―ムスリムを殺すものにも,殺させるものにも。

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