タミルの虎は亡霊のように―スリランカ

「ジャンル」に「軍事」が見当たらず，記事の分類に困ることがあります。ともあれ。
　スリランカは26日，空襲の虞から国際空港を一時閉鎖，首都へのエネルギー供給を減じた。空港は隣接の軍基地と滑走路を共有している。先日のタミル・タイガーの空襲以来，些か過敏になっている様子。この度の警報は誤報であった模様。警報より一時間後，コロンボの光は戻り，空港は再開されたという：

BBC news, South Asia Air raid scare spooks Sri Lanka　Thursday, 26 April 2007

　専門家筋によれば，タミル・タイガーは5機ほどの，初歩的な爆撃機に改造された軽飛行機を所有している模様。部分部分にばらして密輸入，そののちジャングルの基地で組み立てたものという。

　…つまり部品レベルで整備・組み立てできるレベルの基地機能，バックアップ能力を備えているというわけですかー。すでに2回の作戦実績もあり。タミル・タイガーの並々ならぬ実力が伺える話です。陸海空軍の揃う反政府勢力となるのも近い未来の話，になりそう。…大丈夫かなあ，スリランカ。