空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

村中璃子氏「ネイチャー」授賞の件メモ

2017-12-01 21:58:17 | ノート


東洋経済 「医師とメディア人」二足のわらじを履く理由 あの英誌「ネイチャー」が選んだ日本人女医 小長 洋子 : 東洋経済 記者 2017年12月01日

また、欧米ではいわゆるウェイクフィールド事件※2 によって、麻疹、風疹、おたふく風邪を防ぐMMRワクチンで自閉症になるといった誤解が広まり、いまだに信じている人もいる
※2 ウェイクフィールド事件 英国人医師、アンドリュー・ウェイクフィールドが、1998年に医学論文誌『ランセット』に投稿した論文で、麻疹、風疹、おたふく風邪の3種混合ワクチンが自閉症を引き起こすとし、英国をはじめとする欧米でワクチンパニックを引き起こした。ところが、後にその内容に重大な不正が発覚し論文は撤回、ウェイクフィールドは医師資格を剥奪されている

 これについては先日メモした「接種は遅らせる…っ…しかしいつまで遅らせるかは明言しない…っ…!(2017-10-07)」がまさしくソレ。『ワクチンなんかしたら、子供が自閉症になっちゃうじゃないのっ!』という理由でしたね。

子宮頸がんワクチン問題にも、科学コミュニケーションの質が大きな影響を与えている。医療情報、科学をきちんと正しく一般に伝えることは、医者、科学者としての務めであると同時に、メディア人の責務でもあると考えている



 現時点で、東洋経済は報じていた。報道機関としての質が問われるところであり、まあ、私がわざわざカネを出して買うメディアはこういうもんだ、とか言っておきたい。


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