TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

中秋の名月

2019年09月14日 | エッセイ
中秋の名月



一応アップにも挑戦

ちょっと暗かったかな…


学生時代の月見の印象が強烈で、それ以来中秋の名月鑑賞は欠かせないものになっています。
その強烈な印象の一つを紹介します。


「忘れ得ぬ天山の思い出」(以前のブログに綴っていたもの。手直ししました)
 学生時代は毎年、月見をしていました。あるときは校舎の屋上で、あるときはボックスの横で。
そのときのではありませんが、ボックス横での酒飲みの様子を写した写真です。



 あの頃は、中秋の名月などは、みんなで酒を飲むための大義名分に過ぎませんでした。その年の中秋もボックス横で一晩飲み明かし、誰かの発案で早朝の天山に登ることになりました。まだ夜が明ける前に登ったのでしたが、山頂にはすでに先客がいて大変驚きました。
どうしてこんな早くに人が…
尋ねてみたら、その人は一晩中中秋の名月を愛でながら、天山の山頂で一夜を明かしたということでした。その人の横には傘と一升瓶がありました。「傘は」と尋ねると、「夜露をしのぐため」ということでした。花鳥風月と言いますが、世の中には風流を愛する人がいるものだといたく感心したのでした。


「いつかは天山山頂で中秋の名月を」と思いながら40年が過ぎました。
来年こそは…
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