![]() | オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―平澤 章日経BP社このアイテムの詳細を見る |
これは良書です。またひもといて読みたい本となると思います。オブジェクト指向開発の仕組みとメリットについて比較的実際のプログラムを多用することなく解かり易く解説してあります。実際の言語、メモリ管理、オブジェクト指向でみる、業務、システムの見方と考え方など簡単な具体例をあげて説明されています。この本に書かれてる内容は、基本的な部分であり、詳細なプログラムミングレベルまでのノウハウは書かれていないが、概論を理解するという意味では内容的には十分だと思う。初歩的ではあるが、この本を読んでクラス図、コンポーネント図の見方は理解できました。またクラス、継承、多態性などについておおよそ別の本を読んで理解していたが、このイメージがもう少しはっきりしたように思える。オブジェクト指向開発での基礎的な要素についても各章で整理されており、このキーワードをもとにオブジェクト指向のイメージの定着化も可能ではと思う。特に印象に残ったのは、オブジェクト指向開発は万能ではなく、業務、システムを全部表記するものではなく、文章などで記された記述事項を補完する為のものであり、事象の理解をオブジェクトで表記し理解を深めるための道具という内容が書かれおり、そう考えると理解を深めるための支援ツールとして捕らえるとイメージがあうと感じた。何度が読み込んで知識の定着化はしたいと思う。