経営戦略の教科書 本屋さんで手にとったら早く読みたかったんで
いろいろと探していたら、ブックオフにもありました。
しかも一日特別価格で。
ちょっと書き込みがあったのですが、気にせず購入。
新書ですが、経営戦略の基本的な事項、戦略の立て方と有効なものにする
為の手順が簡潔に書かれている。
とは言っても新書なので、中身が薄くその実例の具体的なアクション
やディテイルは、手取り足取りの細かさでは書かれていない。
しかし経営戦略とはどんなもので、戦略を立て推進するため、その分析や
見直しの仕方などさくさくと読める量で記述されています。
いろいろな人や仕事関係の人たちが経営戦略や顧客に対する戦略など
言葉に出すのですが、戦略の具体性やどう考えて戦略としたら良いの
かというところが勉強不足で粗く考えました。
この本を読んで、経営戦略とは、ステークホルダーと合意された組織の
目標ということで具体的な現実感をもって理解できました。
各章とも興味深く読めるのですが、個人的には、
講義8 ニッチャーの戦略
講義12 現場起点で経営戦略を立案する。
講義13 起業と経営戦略
講義14 経営戦略の実現性
が面白く、幾度か読み返したいと思えてします。
経営戦略は、企業とステークホルダー(株主 社員 社会)との
合意された目標と言われるとだいぶ考えやすくなる。
創始者の強い思いと行動で0から1まで成長し、1から100まで
創始者の企業として理念を追求し、実情、自社のらしさに合わなければ
見直しをかけるべきという柔軟の柔らかさは驚きました。
フレームワーク(4C分析 SWOT分析など)に依存せず、まず最初の
0から1にもっていく。1に上げたところで合理性をもって戦略を
ステークホルダーと合意する。
分析の概要なども書いてある。
中身が薄い本に当初感じましたが、逐次読み返しなどしたいと思う。