江南市今市場町宮前に鎮座される「朝熊(あさま)神社」。御祭神は『大歳神・苔虫神(こけむしのかみ)・朝熊水神・櫻大刀自(さくらおおとじ)』
『櫻大刀自』は『木花咲耶姫』の別名。『苔虫神』は『石長比売』の別名。
由緒「慶長年間に伊勢朝熊神社から勧請して創建されたものと伝えられる。『寛文村々覚書』には今市場村に大明神・天王・洲原権現があると記され、大明神が本社に該当する。現在はこの三社が合祀されている」神獣事始めより
御本殿神門前左右より神域を守護されるのは、大正五年一月建立。 『石工:荒木弥助』氏による浪花タイプの狛犬さん一対。弥助氏は枇杷島町の石工で、明治から大正にかけて活躍した名工。色々なタイプの狛犬を彫りわけていたと言われています。
吽形さんの前足にすがって、ちらっと後方を振り向く仔狛の仕草が何とも可愛く、大きく口を開けて笑う阿形さんの前足の下には、毬が隠されています。
石垣と土塀の奥に鎮座される御本殿、わずかに屋根が見えるだけです。
神楽殿を兼ねた開放的な妻入拝殿。
「境内社:秋葉社・熱田社・津島社」
「蕃塀(ばんぺい)」と「百度石」
手水舎
参拝日:2011年6月4日