「玉作湯神社」の境内にはいくつかの境内社が鎮座されています。古よりこのに鎮座される「湯姫大明神社」。御祭神は『湯姫(ゆひめ)大明神』。傍らには湯姫の神が宿ると伝えられる「御神木:ゆひめ椿」。
朱の鳥居の先、石段の上に鎮座されるのは「境内社:稲荷神社」。御祭神は『稲倉魂命』。
石段の上より神域を守護されるのは、全体的に丸い印象の出雲構え狛犬さん一対。時折境内を包み込むような光が差し込む瞬間があるのですが、吽形さんのこの一枚もそんな一瞬だったと記憶しています。
社殿後方、崖を細長く刳り抜いた祠には、小さな陶器のお狐様が沢山奉納されています。人々の願いを見守るように神域を守護されるのは「享和三年(1803)癸亥三月」建立の神狐さん一対。
稲荷の社に並ぶように鎮座されるのは、画像左より「境内社:素鵞記加羅志(そがきからし)神社」。御祭神は『素盞鳴尊』。中央「福徳神社」には『大國主命』。画像右「澤玉神社」には『猿田彦命』が祀られます。
玉造部の祖神とされる『玉祖命(たまのおやのみこと)』をご祭神とする「境外社:玉宮神社」
石段の上より神域を守護されるのは、人懐こそうな笑顔で出迎えてくれる出雲構えの狛犬さん一対。苔に覆われた姿が長い時間を物語ります。
「玉宮神社」社殿に奉納されていた「湯山」額と「古歌」。碑文【湧き出でる 湯山の主の 神湯こそ 病を癒す 恵みなりけり】
「湯山遙拝殿」。御神祭は『湯山主命』。別名を『大己貴神(大名持神)』。 神社宮山に続く玉造要害山は往昔:湯山と称し、その谷を湯谷(ゆがたに)と云いました。
参拝日:2013年5月27日