車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

2013年:島田大祭・帯祭り~其の一 in 島田市大井町

2022年12月01日 08時00分00秒 | 日本の祭り

大阪編ブログの途中ですが、3年に一度のお祭りが今年開催されていた事を知り、やみくもに募る懐かしさに急きたてられて書き上げた「2013年:島田大祭・帯祭り」。祭りのアレコレを少しでも伝えられたら幸いです(⌒∇⌒)

3年に一度、寅・巳・申・亥の年の10月中旬に開催される島田大祭。2013年の開催は10月12日、13日、14日の三日間です。

私たちが島田大祭帯祭りの事を初めて知ったのは、2011年11月の車泊旅静岡編8日目の事。藤枝・焼津・島田と回り、蓬莱橋を見、且つご当地マンホールを探しつつ(笑)。予定通りのコースで参拝させて頂いた「大井神社」境内の「鹿島踊像 大奴像」の姿に釘付けになった時です。

圧倒的な迫力をもって展開されるその姿に魅了され、しばらくは息をするのも忘れそうなほどに魅入っていた二人。

更にダメ押しのように「大奴と鹿島踊」の顔出しまで。ブロンズ像と比べるとアレですが、華やかさは伝わってきます(笑)

そう言えば・・島田駅付近で撮影したマンホール。歌舞伎絵みたいなデザインの横に「帯祭」の文字があったわ!!

記念碑に書かれていた「日本三奇祭・島田の帯祭」・・・五日後に自宅に帰って早速検索をかけてみた所・・・大祭の様子と共に、2013年に開催される事が判明。パソコンの10年スケジュールに大きく印をつけ、その日を心待ちにして・・そして!当日を迎えました。前日は近くのPAで車泊。新東名:島田金谷IC近くで見あげた朝焼け、お天気も申し分なさそう(⌒∇⌒)

島田市交通安全茶娘人形の『茶子』ちゃんに出迎えられて・・

遠方から車で来て長時間の滞在が予想される私たちには、とっても有難い「島田大祭 無料駐車場」への案内看板。島田球場南側緑地公園に車を置き、もちろん道々でのマンホール撮影も忘れず

大井神社に向かう道は、既に「この先通行禁止」のバリケード。

ブルーシートに包まれて出番を待つ屋台、こうして見るとかなりの大きさです。

こちらではスタンバイの準備が始められている様子・・・何を見てもワクワクが止まらない二人。私たちのお祭りは既に始まっています。

一般に「帯まつり」の名で知られる「島田の大祭」。予備知識として大井神社のHPより、「当時(元禄8年頃)島田に嫁入りをすると大井神社に参拝の後、新婦が嫁入りの丸帯を持って町中全戸に挨拶回りをする風習があったが、次第に拡大する町並みに難儀していました。 そこで当時から安産の守護神である大井神社の御神輿の行列である大奴の大太刀にその帯を下げて披露するようになったのが始めと云います。」

元禄八年以降の初期の大奴(駿河記より)

一間(約1.8m)の大太刀を腰に。両の大太刀に掛けられた艶やかな文様の丸帯がその美しさを競っています。

また「日本三奇祭」の所以は「大奴のしぐさが奇妙」である事からですが、実はこの所作は「御神輿の前を歩きながらお祓いをしている」。と言う事で、足の上げ方、高さ、指先の動きにいたるまで厳格に今に伝えられており、静岡県無形文化財に指定されています。」

私たちが訪問したのは大祭の最終日。大井神社の境内では祭りを前に熱気とも取れる緊張感が漂っています。

お行列の先頭を行く「幟旗」の準備

祭り衣装の馬方役の方に曳かれて、御殿様が乗る芦毛の馬も到着しました。

境内から境外へ、粛々と進むお行列の方々。

愛らしい「赤鉄砲隊」もスタンバイ

羽織袴に陣傘姿が頼もしくも可愛い「徒士(かち)」

お殿様も無事、馬上の人となりました。

心地よく澄み渡る拍子木を合図に「御先駆」の出発。じっと座っているのがもどかしい程、気持ちの高ぶりを抑えきれません。

島田大祭:帯祭りのお行列は、第七街(がい)による大奴・大名行列に続き、元宮と新田町が神輿渡御を担います 。さらに第六街による島田鹿島踊。その後を第一街から第五街の屋台が続くのですが・・さて・・今回のブログ、きちんと終わりを迎えられるのか・・と、一抹の不安を抱えつつ

「島田大祭・帯祭り~Ⅱ~」は明日に続きます。

撮影日:2013年10月14日

 

コメント (2)
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