車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

気比(けひ)の松原 in 福井県敦賀市松島町

2016年07月09日 10時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・福井県

敦賀と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「万葉集」や「日本書紀」にも登場する「気比(けひ)の松原」。静岡県の三保の松原・佐賀県の虹ノ松原と共に日本三大松原の一つとされ、昭和9年(1934)には国の名勝に指定されています。

「日本の白砂青松100選」「日本の名松100選」「日本の自然100選」に選定、ついでに「レクリエーションの森」にも選定。それにしても三大とか100選とか・・日本人ってこう言うの好きですよね(笑)

古来より「氣比神宮」の神苑として神人が近隣住民の利用を管理していましたが、永禄13年/元亀元年(1570)の織田信長の越前攻略により氣比神宮の所領などが没収され、このときに松原も没収。江戸時代には小浜藩の御用木(藩有林)となり、近隣住民は藩への納税によって燃料となる松葉採集が許され、松原はこうした管理によって後世へと残されてきました。明治時代以降は官有林となり、明治32年(1899)の国有林野法制定とともに国有林となり現在に至っています。

綺麗に整備された遊歩道を歩いていると、打ち寄せる波の音がまるで子守歌のようにゆるく優しく聞こえてきます。

松林の切れ目から見る砂浜、置かれたベンチには人影は無く心なしか閑散とした雰囲気。それも無理からぬこと、空は次第に灰色に染められて、湿気を含んだ風が「そろそろ危ないよ」と教えてくれます。

上等とはお世辞にも言い難い空模様ですが・・・それでも砂浜にはそれなりの人の姿があり、打ち寄せる波を背景に記念写真などを撮っています。

古くから多くの貴人、歌人、文化人に愛で賞された「気比の松原」。ここには私の好きな(笑)記念碑や句碑などが建立されているのですが・・

何しろこの日はバイクタンデム。今にも崩れそうな空模様の中、決して近くない我が家に帰る為にはこれ以上の長居はできないと、ご亭主殿の鶴の一声。

消化不良この上ない初めての「気比の松原」。次回こそは!!と固く誓っていた筈なのに、結局、訪問はこの時の一回だけでした(^^;)

訪問日:2009年6月5日

 


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