車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

總持寺祖院(そうじじそいん)~其の一 in 石川県輪島市門前町

2017年12月03日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

輪島市門前町門前に門を構える、曹洞宗寺院「大本山・總持寺祖院(そうじじそいん)」。元亨元年(1321)に『瑩山(けいざん)禅師』によって開創され、正しくは「諸嶽山 總持寺(しょがくさん そうじじ)」
境内地正面に建つ切妻造桟瓦葺の高麗門は、登録有形文化財「三松関(さんしょうかん)」

頂いた御朱印は、はじめて購入した御朱印帳の、最後の参拝地。 その事をお話しすると「では、何時もより以上に心を込めて書かせていただきます」と・・ もちろん、いつもが適当の筈も無く、私に対しての思いやりを言葉にしてくれたのでしょう。手渡された時には「結願、おめでとうございます」と暖かい言葉までいただきました。

寺伝に【大本山總持寺祖院、正しくは諸嶽山總持寺と言い今から約7百年前元亨元年(1321) 瑩山紹瑾禅師によって開創されました。翌元亨2年夏禅師に帰依された後醍醐天皇は綸旨を下され、總持寺を勅願所として「曹洞賜紫出世第一の道場」と定められました。 その後寺運益々隆盛を極め全国にその末寺1万6千余を数えるに至りましたが、明治31年4月13日不幸にして災禍により七堂伽藍の大部分を焼失しました。 これを機に布教伝道の中心を神奈川県横浜市鶴見に移しました。 当院は、祖廟として次々に堂宇が再建され、山内約2万坪の境内には焼失をまぬがれた伝燈院、慈雲閣、経蔵などのほかに七堂伽藍も再建されました。】

「總持寺祖院」の象徴とも言える総檜造りの山門は、昭和7年に再建。「空・無想・無作」の三解脱に入るという意味から「三門」とも呼ばれ、登録有形文化財の指定を受けています。

約5,000冊の大蔵経を収納する「経蔵」は、六代目加賀藩主『前田吉徳』より寄進されたもので、寛保3年(1743)に建立。石川県指定有形文化財に登録されています。

一回転させるとすべての経を読んだのと同じ功徳が得られるという「転輪蔵(てんりんぞう)」。 不信心者の二人には何て有り難いアイテム(^^;)。「南無釈迦尼仏」と唱え、二人でしっかりと一回転させてきましたが、でも本当にこんなので良いんでしょうか?

「大祖堂」とも称される「法堂」は1912年~1925年にかけての建立で、同じく登録有形文化財。 丁度この時は、平成19年の能登半島地震で損壊した建物の修復作業が行われていた最中で内部ので見学は不可。当事者で無い私たちは、一日も早く復旧できますようにと願うだけです。

それでも表門などは普通に見学できたので、それだけで上々。本当にため息の出る凄さ。 できればもっと詳細に、一つずつの彫刻を残したかったのですが、私たちの腕ではこんなもん・・

天翔ける鳳凰、波間をゆく海亀、波頭の彼方を睨む龍・・・どれもこれも見事でため息の出る美しさ。ああ、足に根が生えそう(-_-;)

こんなささやかな場所にも滝を登る鯉の姿が

貫には迫力満点の獏

どの部分にあったものだろう?見返りの親子獅子

木々にもたれて寛ぐのは、蓬莱山に住むという仙人だろうか

何かを見るたびに立ち止まってタメ息をついて・・それからもう一度見上げてまたタメ息。中々先に進めない(笑)・・と言う事で明日に続きます。

参拝日:2015年5月24日


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