郡山市中田町下枝宮ノ下に鎮座される「菅布禰(すがふね)神社」。御祭神は『猿田彦命・日本武尊』。多田根本神社の宮司様よりご紹介いただき、参拝させて頂きました。
蓬田岳の山頂近くにある菅船神社・総本社の遥拝殿。「山ふく・ふくしま30座」によれば「山頂に祀られる菅船神社(菅布禰神社)は猿田彦命と日本武尊を祀ったといわれる。日本武尊が東国平定の際、蓬田岳に棲む水鬼と風鬼を討伐したときに建立されたといわれる。」。頂いた御朱印には「旧二本松藩々主丹羽家造営 正一位 菅船大明神」と墨書されています。
朱の鳥居左右より神域を守護されるのは、神殿狛犬を思わせる、頭上に角を持つ吽形さん。頭上に宝珠を頂く阿形さんの一対。共に目には象嵌が施されています。福島県でこのタイプに出会えるとは・・😍
「多田根本神社」の宮司様に「旅先の神社参拝で、良い狛犬さんに出会えるのが楽しみです」と話した私たちに、それならばとご紹介頂いた「菅布禰神社」。こんなに個性的で彫りの良い狛犬さんに出会えた事に、心から感謝いたします🙏🙏
神橋を渡り二の鳥居
両袖に隋神が祀られる祠を持つ神門。隋神様の所在は未確認ですが、ご亭主殿曰、どなたもおいでにならなかったとの事。
隋神門正面に唐破風づくりの拝殿。拝殿額には「正一位 菅船大明神」
こちらの建物に関しては今一つ不明。森に向かって開け放たれているので、遥拝所ではないかと想像するも、額の画像を残しておかなかったのが悔やまれます。
さらに建物の前に奉納されていた石灯籠の彫刻がまた見事で・・・😲 下から見上げてみましたが、火袋部分は間違いなく一つの石から彫り上げられています。
火袋に絡みつく龍・・狛犬さんと言い石灯籠と言い、本当に良い物を見せて頂き感謝に堪えません。
総本社「菅船神社」の社号碑と思われます。
社号碑を守護される狛犬さん一対。ゆるやかにカーブしたたてがみを肩に滑らせ、大きな目で参拝者を見返しています。
石造りの御神庫
参拝日:2015年6月26日