車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

岩角寺(いわつのでら)神仏最終章 in 福島県本宮市和田東屋口

2024年09月24日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・福島県

境内入り口近くに不思議な姿を見せる奇岩「蛇舐石(じゃなめいし)」

「承久年代、この地に「宗基」という郷士がおりました。宗基は妻女を亡くしてから、日夜酒食に耽り、里人に過重な年貢を課し、里の婦女子を我がものとしたりと目に余る乱行を行うようになりました。そのために衣食に欠き身を滅ぼした多くの里人や娘達の怨霊が執念の蛇となって宗基を殺そうと、宗基の館の岩に群がり石を舐め、岩を崩したと伝えられています。岩に群がる蛇は全て白蛇であり、群がった姿が冠のようにも見えたので「蛇冠石(じゃかんむりいし)」とも呼ばれています。」公式HPより

「岩上の観音像は昭和52年2月、岩角寺第36世住職 俊董僧正の発願により、仙台市の宮城交通株式会社社長 千葉三二郎翁から寄進され、白蛇観音として往時の、無縁の霊を慰めるべく建立されました。」

参道入口に、昭和51年に設立された「交通安全身代地蔵尊」。現代の交通事情の悪化で、日常的に見聞きする交通事故の悲劇をなくしたいという祈りから、信者の手によって建立。

境内に建立される七福神より、日本古来の唯一の福の神「恵比寿神」。いつもは片手に釣り座を、左の小脇に鯛を抱えているのですが、ここでは両手で鯛を捧げ持っています。古くから漁業の神として祀られ、さらには商いの神ともされます。

子宝・財産・長寿の神「福禄寿」。長寿の神「寿老人」

唐末五代の頃に実在した禅僧と言われる「布袋和尚」。

石像ではありませんが境内を案内してくれる「毘沙門天」。初日に紹介した「三面大黒天」。私たちが出会えたのは六福神・・はて、弁天様は何処に?

参道の一画に座しておられたお坊様。阿羅漢のような険しい表情、浮きだしたあばら骨は厳しい修行の故でしょうか。両手をつき、穏やかな顔で参拝者を見上げるお坊様。それは遠い昔の父の面差しにも似て。

「道祖神」。その優しい姿に心動かされ・・・いつまでも共に手を取りあいて歩みたいと二人並んで手を合わせる🙏🙏。

「吾 唯 足 知」

全山が名勝天然記念物に指定される岩角山。かっての館跡でもあり、若武者だった伊達政宗が何度も訪れ、人取橋合戦の進撃基地でもあった岩角山。「ねぇ、お坊様。山頂まで行く事はできませんでしたが、沢山の素晴らしい出会いをさせて頂きました。だから・・いつかもう一度お会いできる事を願っても良いですか🙏」

参拝日:2015年6月25日


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