車泊で「ご当地マンホール」

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自凝島(おのころじま)神社 in 兵庫県南あわじ市(旧三原町)

2021年06月07日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

南あわじ市榎列下幡多(えなみしもはだ)に鎮座される、「自凝島(おのころじま)神社」。御祭神は『伊弉諾命(男神)・伊弉冉命(女神)』。合祀『菊理媛命』

由緒「当神社は、古代の御原入江の中にあって伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきました。古事記・日本書紀によれば神代の昔国土創世の時、二神は天の浮橋にお立ちになり、天の沼矛を持って海原をかき回すに、その矛より滴る潮がおのずと凝り固まって島となる、これが自凝島である。二神はこの島に降り立たれ、八尋殿(やひろでん)を建て 先ず淡路島を造り次々と大八洲(おおやしま)を拓かれたと記されています。」公式HPより

昭和57年3月に建立された、高さ21.7mの朱塗りの大鳥居をくぐり、石階段を登った正面に、伊勢神宮と同じ神明造の正殿が鎮座。傍らの社号標には「日本発祥おのころ島神社」と刻まれています。

【産土の 我が親神よとこしへに 國の鎮めと おわすこの神】

正殿の鰹木は八本。ちなみに伊勢神宮の内宮の鰹木は十本、外宮は九本で、偶数の場合は女神、奇数なら男神と言われたりもしていますが、実際には全くの俗説だとも言われています。

正殿近くに鎮座される「鶺鴒(せきれい)石」。伊弉諾命・伊弉册命の二神は、この石の上のつがいの鶺鴒の姿から夫婦の交わりを学び、御子をお生みになられたと伝えられます。

正殿の西側奥に鎮座される「八百萬神社」。御祭神は伊弉諾命・伊弉册命の御子神である『八百萬の神々』

正殿の東側には、どれほどの時代を経たのかわからない古い夫婦松(こえ松)の御神木が納められています。

白砂の上に静かに横たえられた幹を見ていると、今は静かに眠っているだけ、やがて眠りから覚めて新しい芽吹きを見せるのかも・・。

参道の途中に『服部嵐雪』の句碑【梅一輪  一輪ほどの あたたかさ】

参拝を終えて境内を後にする時、ふっと目についた石段・・・改めて見返すと鳥居のように見えるのですが・・・阪神大震災で倒壊した鳥居かもしれない・・神域への門は、神域に至る石段になったのかもしれない・・。

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境内から離れた緑に包まれた一画に建立されていた「忠魂碑」。天を突くかのように見えた筒身は、旧日本陸軍で用いられていた「三八式歩兵銃」と思われます。台座には「在郷軍人会」の紋章があり、確かな情報によれば昭和九年に建立されたものと判明。いつの時代であれ国の礎となられた方々へ、今を生きる私は、ただ感謝の思いだけです。

参拝日:2010年9月18日


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