2013年に立ち寄った「道の駅会津柳津」から見る、福満虚空蔵「菊光堂」
山門の先にどっしりと姿を現す「円蔵寺:菊光堂」。創建当初の堂は文政元年(1818)に火災で焼失し、文政十三年(1830)に再建。岩上に舞台のように建てられた懸造(かけづくり)、二重破風に、下部は大唐破風造り。銅板葺き・平入で、桁行12間・梁間9間。外壁は真壁造り。用材はすべて欅材で、一切着色を施さない白木造りとなっています。
向拝には精緻な彫刻が施されおり、どれをとっても秀逸の一言。ああ、この雨が本当に恨めしい😭 と嘆いたところで雨は止む筈もなく。
唐破風下の彫刻は中国の故事に倣った図柄ですが、なにぶんにも中国の故事来歴に関しては、もともと興味が無いせいもあるのですが、ほぼ分かりません。その下には紫雲の中で爪を光らせる龍の姿。
丁度灯りに邪魔されてしまいましたが、艶やかな花々の彫刻に縁どられた「福満」の扁額。
そして扁額を支える力士ですが・・その表情が何ともユニーク。
ダルダルですか?それとも余裕?😆
堂内は撮影禁止の為画像はありませんが、荘厳と言う言葉がふさわしい、凛とした空気に満たされています🙏🙏。「十三仏」十三番目の仏様で、如意宝珠を持ち、虚空(無限の宇宙)から恵みを生み出すと言われる虚空像菩薩様。そのお姿が語り掛けてくれる言葉を心にしっかりと留めて本堂を後にします。
御堂の前に鎮座する「青銅の大撫牛」。赤べこ発祥の地でもある柳津町のシンボル的存在で、願いを込めて牛を撫でると福と知の無限の御利益と開運が開けるとされ、身体の悪いところ等を撫でれば、快方に向かうと云い伝えられています。こうしてみると腰と足首に痛みを抱える人が多いのかな・・、かく言う私たちもついつい、腰や足をさすっている😅 鼻周りのテカリは撫でやすい部位なのか・・等々、愚にもつかない事をあれこれ。
手水舎近くに奉納されていた撫で牛さん。ゆったりと目を閉じてまどろむ姿は、見る者の心さえも温かく包んでくれる。
菊光堂の参道左右に鎮座するのは、狛犬ならぬ撫で牛さんと・・
撫で牛ならぬ撫で寅さん。「虚空蔵菩薩」は丑寅生まれの守り本尊とされます。二人とも丑寅とは縁のない干支ですが、この最それは置いときましょう😅
本堂から見る只見川の風景。雨の中ゆえに薄暗い画像となりましたが、雨の中だからこそ見られる景色と思えば、それもまた良しです😊
参拝日:2015年7月1日
おはようございます!
撫で牛に
撫で寅さん!
すごい、これは可愛い(笑)
撫でてみたいですねぇ〜(●♡∀♡)