西会津町野沢字如法寺に門を構える、真言宗室生寺派寺院「金剛山:如法寺」。会津ころり三観音の一、会津三十三観音番外別格の結願所であり、『鳥追聖観世音菩薩』を本尊とします。
「大同二年(807)、奈良より来たりて仏都会津の祖・徳一大師が「会津西方浄土」として開創。現観音堂は、慶長十六年(1611)の大地震で倒壊後、会津藩家老・岡半兵衛重政により再建。東から入り参拝後、西より出る全国でも珍しい「東西向拝口」で、観音様の導きにより西方浄土への安楽往生を祈願したものとされる。また、慶応四年八月、戊辰戦争で野沢に出陣の会津藩主・松平容保公が戦勝祈願に訪れたことでも知られる。僧行基御作と伝えられる「聖観音」は、衆生を導き寿命を全うさせ、西方浄土の阿弥陀仏の世界へ安楽往生させるという、二世(この世・あの世)の安楽を願い、≪命のふるさと・鳥追観音≫として参拝者が絶えない。」公式HPより
朱塗りと思われる仁王像。宝髻を結い、腰から下に裙をまとって天衣(てんえ)を翻す姿は頼もしく、仁王門の内より阿吽の呼吸で境内一帯を守り続けておられます。
参道正面に「東西向拝口・三方開き」の観音堂
東口から入り、鳥追観音に祈願した後、戻らずに西口から出る。これは「観音様の導きで人生を 全うし、やがて西方浄土へ安楽往生が叶う」という鳥追観音のご誓願を表現しています。
観音堂の随所に施された見事な彫刻の数々、目に焼き付けてカメラに収めて、それでも離れがたくしばしの間、魅入っていた二人。左甚五郎の隠れ三猿・・獅子・鷹、艶やかに咲く牡丹、これらは明日のブログで紹介します。
「県指定天然記念物 樹齢1200年:樹高30m:東北最大の高野槇」
鳥追観音如法寺の道向かいに展示されていた「ロータリー車・ラッセル車」。
「全国で北海道と西会津町のみに展示されている貴重な車両。戦前から1970年代まで北海道、東北、新潟、北陸など豪雪地域に200余り配置されており、線路の除雪作業に大活躍しました。昭和36年(1961)の大豪雪では、36回の出動で、延べ走行距離が3864キロメートルの多数出動をしました。」東北観光サイトより
車体には「新」「長岡操車駅常備」「キ172」「日本国有鉄道」の文字。観音様に詣で、思いがけず、珍しい物を見せて頂きました🙏🙏。
参拝日:2015年6月19日
こんにちは!
昨日から大雪
大変です。
帰ったら雪かきに追われます。
ラッセル車
走ってる姿は迫力ありそうですね!