笠岡市笠岡に鎮座される「笠(かさ)神社」。笠岡の総氏神で御祭神は『応神天皇・天照皇大神』。
【当社の創建は不詳であるが、鴨別命が功あって笠臣の姓を賜り、当社を勧請したとも伝えられている。後にカサメと変じて笠岡となる。 正応(1288)大嘗会和歌集大蔵卿隆博の詠んだ歌に「天の下かさめの山の草木まで春のめぐみの露ぞあまねき」とある。 往古、笠目山(応神山)に応神天皇が御巡幸の際に、狩をされ一陣の風に、天皇の被っていた笠が飛び麓の松の木にかかった。その松を「笠掛の松」と呼び、そこに八幡神社が建てられた。】岡山県神社庁より
参道途中より神域を守護されるのは文化一年(1804)建立の浪花タイプの狛犬さん一対。羽団扇のように開いた尾を背中に張り付けて今日も元気な笑顔😀
綺麗に整備された石段参道を進んだ先に〆鳥居
境内入り口より神域を守護されるのは明治31年(1898 )建立の広島タイプの狛犬さん一対。阿吽ともに玉乗り子抱きというのは、かなり珍しいと思います。
阿形さんの仔狛・・一体何に噛みついている??
今日は五月五日:子供の日という事で、手水舎にはシミも汚れも無い、美しい日の丸が揚げられています。
手水舎で、禊の水を吐くのは、龍ではなく「亀」。持ち上げた首がなんともいい感じ😀 で、何故、吐水亀なのかは不明。
唐破風の屋根が美しい拝殿
拝殿:蟇股の彫刻は天空を舞う鷹と、波間よりそれを見上げる龍。
拝殿前左右より神域を守護されるのは昭和39年(1964)月 建立の狛犬さん一対。製作者『豊田重市』。台座に刻まれた奉納文には「 旧狛犬者備前焼也今改石刻謹奉献爲昭和三十九年九月吉日(旧の狛犬は備前焼であったが今回奉納するにあたって石刻に改めた)」
拝殿から回ると本殿を直接見る事が出来るようになっており、私たちも謹んで本殿参拝をさせて頂きました。
お目当ては、こちらの備前焼の宮獅子さん一対。拝殿前に奉納された狛犬さんは、こちらの宮獅子さんがモデルとのこと。台座には天保10年と刻まれていますが、製作者の『木村貫一友敬・早川五平』の両氏は、大正末期以降に活躍した人物。という事で建立年は不明です。
膝に片手を置いたポーズは、先の稲富宮の宮獅子さんと同じ。こうして後姿を並べてみると、製作者お二人の個性が随所に表現されており、見ていて楽しい一対。なんだか楽しい相談事ごとでもしているみたい😄
本殿屋根の妻側にちょっと不思議なものを発見。画像が小さいのと遠いのとで確かな事は言えないのですが、焼き物で作られた力神と思われる像が二体見えます。調べたのですが詳細は不明・・。もっとアップにすればよかった・・
最期は帰り際に見かけた「吟道碑」。
参拝日:2010年5月5日
流石に岡山県ですね。
備前焼の立派な狛犬さんがも
奉納されていますね。
マンホールまとめサイトにも
コメントを入れました。
と、お国自慢をしてしまうあたり
私もそれなりのお年頃なのかも(^^;)