玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群と連続して玉川に架かる石橋の情景、倉吉の代表的な景観として観光案内やその手の番組にも頻繁に登場します。
この日も多くの観光客が絶好の撮影ポイントを求めて、石橋を行ったり来たり。もちろん私たちも行ったり来たり(笑)
元「高田酒造」の酒蔵だった建物内部を改装した、創作工房「アートハウス夢扉」。登録文化財の建物は、地元芸術作家の創作工房として活用されています。
「高田酒造」の建物は、天保14年(1843)の建築で、県指定保護文化財。倉吉の商家を特徴づけている格子や低めに押さえられた軒など、貴重な町家の姿を伝えます。御亭主殿、ここでも地酒の銘柄に釘付け(^^;)
宝暦10年(1760)の建築で、倉吉市に現存する最古の町屋建物「旧牧田家住宅・倉吉淀屋」。こちらでは貴重な町屋の内部が一般公開されており、係りの方の詳しい説明と共に、洗練された町屋の内部が見学できます。
代々呉服屋を営んでいた「豊田家住宅(久米郡倉吉驛)」。現在の主屋は明治33年(1900)築で、昭和5年(1930)に増築された離れとともに、登録有形文化財の登録。正面軒は出桁造とし、壁面は鼠漆喰塗とする等当時の町屋の様式がよく残されています。
明治10年創業の老舗「桑田醤油」、歴史を感じさせる商家造りは県指定保護文化財。
寛延~文政年間の建築とされる「山陰民具」。明治年間に幾つかの改修が行われたものの、茅葺町家建築の歴史を伝える貴重な建物として、登録有形文化財の指定。
「○○家」と書かれた案内が無くても、思わず足を止めて見入ってしまう建物。一足ごとに、角を一つ曲がるごとにそんな素敵な佇まいが幾つも続きます。角地にある建物は、かって医院だったのでしょうか? それとも現役?壁に「婦人科」と書かれた看板が見えます。
「犬矢来」の中で仲良く並ぶ「双体道祖神」、傍らにはこれもやはり「双体道祖神」が三体揃って並んでいます。多分、どこか別の土地から運ばれてきたのでしょう。「犬矢来」に収まる姿が、まるで菰に包まれているようでとても暖かい。
少々歩きつかれました。このあたりで、美しい町並みを見ながら美味しいコーヒーでも頂く事にしましょう。白壁土蔵群にある「赤瓦五号館 久楽」。1階の民芸品ショップには楽しいお土産が一杯で、あれもこれもと目移りしそう。
まだまだ続く打吹玉川の町歩き、続きは明日の町並み散策~Ⅲ~で
訪問日:2012年4月19日
まだまだ、全国各地に風情のある街並みが
残っているのですね。
このようなところに火の見櫓が立っていたら
遠くでも出かけたいです。
倉吉のこの一帯は、本当に良い町並みです。
多分、時間が有ればあっただけ、そこで過ごせそうな場所。
そういう場所に出会えると、嬉しいですね。
さて、火の見櫓はどうだったでしょう?
記憶にも画像にも無いところを見ると
多分、目に付く場所には無かったかもしれません。