秋晴れの昨日は「永楽館歌舞伎」に魅了され、出石皿そばを楽しんだ
秋晴れの昨日は、播但路を駆け抜けて、但馬の小京都・出石へ。お目当ては、永楽館歌舞伎。
これまで行きたいと思いつつも機会に恵まれなかったが、「おかやま・歌舞伎・観る会」の「会員観劇会」に参加した。
永楽館の客席は、386席と狭い。永楽館歌舞伎開催中は賑わっているものの、通常であればその建物は民家の中にあり見つけ出しにくい。
岡山公演でご縁をいただいている片岡愛之助さん、上村吉弥さん、中村壱太郎さん等の熱演に魅了された。上方歌舞伎塾一期生で、若い頃からご縁をいただいている片岡千次郎さんが大きなお役をいただき立派に成長している姿に感動し、吉弥さんのお弟子・上村折乃助さんも立派な演技で嬉しく思った。
さて、楽屋は狭く片岡愛之助さんなどにご挨拶のみで、お写真をお願いするのは遠慮した。そのお写真がNGだったのは、愛之助さんの奥さん・藤原紀香さん。オーラを消して(決して消しきれないが)、客席入り口前にてご挨拶に立たれていて、開幕すると愛之助さんの舞台を全て見られていた。お席は私の席のすぐ横。
その紀香さんが舞台を観る時、いつもお隣に座られていたのは演目「春重四海波」を脚色・演出された水口一夫さん。1997年の「歌舞伎・観る会」の立ち上げの時に、愛之助さんとご一緒に駆けつけていただいた方。以来、ご縁をいただいている。昨日も、大切なお願いをし、ツーショット写真もお願いした。
ところで、会場に向かう道(狭い)には、私たちの「備前おかやま松竹大歌舞伎」公演でもお世話になさっている「縁起いい屋」さんや「イヤホンガイド」さんがいらっしゃりご挨拶。
「縁起いい屋」さんとは、2月の徳島・システィーナ歌舞伎や9月の天満屋・みのり会や先月・10月の春秋座でもお目にかかった。もちろん、私たちの公演でも。そう言えば、4月金丸座ではお目にかからなかったと思ったりもした。
これらに加えて、私は1月と7月には大阪・松竹座で観劇していることを考えると、今年はとてもたくさんの歌舞伎を観ることができたとふり返ったりもした。元気なればこそだ。感謝した。
さて、終演後は、お待ちかねの皿そば。出石へ行くからには、300年の歴史を持つ出石焼の小皿に載せられた手打ち皿そばを楽しまなければ。今回の「観劇会」には、それを組み込んでいただいていた。
団体客45名が一同で食べられる「花水木」さんへ。食べ終わってお店の外に出ると、お隣の「入左屋」さんから,ナント、水口一夫さんが出てこられた。これもご縁。
美味しいおそばも食べた後、少しだけ出石を散策。心地よい時間の過ごしたステキな秋の一日だった。