小倉行きの新幹線の指定席は売り切れ、ずるずると引き延ばしてきた結果
早いもので、10月も今日で終わり。そして、今日はハロウィン。ニューヨークでハロウィンの盛り上がりを見たが、日本でも定着し、デパートなどは宣伝に躍起。ただ、バレンタインデー代表される日本の行事のいくつかは、商戦と深く関わっている感がしてならない。
そんなことを思いつつ、最近は失意の日々を送っている。「何しろ老人になるのは初めて」なので、未体験ゾーンへ歩みを進め未体験シーンを経験している。
ただ、昨日の失敗は生来の我が横着さからきたもの。週末の小倉行きの新幹線の切符を買いに行ったら、ナント、ナント、予定した列車の指定席は売り切れ。ずいぶんと遅い時間の列車しか残っていなかった。何でと聞いたら、「三連休の初日だからではないですかね」と駅員さん。「そうか、三連休なのか」、と一人呟いた
小倉行きはずいぶんと早く決まっていたのに、「今日できることは明日する」とばかりに、ずるずると延ばしてきた結果。いつものこと。
この性格、70年余も連れ添ってきたので、なかなか直らない。引き延ばしている畑仕事や草抜きも頑張らなければ…。
昨日も手帳と携帯を忘れて外出。二日連続。帰ったら、パソコンの上に、その二つがちゃんと置かれていた。
そして、夜は水風呂を作って、孫に叱られた。どうやらお風呂を洗って、水にしたままママ入れたようだ。 最早我が症状は、認知症という診断が下るし、介護度1くらいには認定されるかも。う~む、悩ましい。
そんな思いの中で、今朝手帳を見て少しだけ驚いた。今週小倉に松たか子の舞台「Q」を観に行くのを皮切りに、来週は宝塚・珠城りょうの舞台、その翌週には所用で東京に行き、大阪松竹座での藤山扇治郞さんの舞台観劇もある。そして、その翌週には所用で愛知へ。この手帳に書き込まれた日程を見て、再びう~む。
いささか、ハードな日程となっているが、遊びが中心なので、文句は言えない。むしろ楽しみ。されど、認知症気味の老人にこなせるだろうか、いささかの不安もないではない。
昨日までに提出しなければならない報告書を、昨日の朝になって書き始めたり、提出する書類を探したりと朝からバタバタ。
おかげで、携帯と手帳を忘れて外出。昨日買いに行く予定としていた松たか子「Q」の公演を観に行くための小倉までの新幹線を切符を買おうと思ったが、その公演日が手帳がないのでわからないので買えず。
ホント、情けない日々。トホホ、の日々です。
「トイレに行きたくなるから目が覚めるのか、目が覚めるからトイレに行きたくなるのか」、悩む日々。
そんなこともあり、次第に起床時間が遅くなっている。朝6時30分過ぎになると、我が家の愛猫・ハルはベッドの上から手でトントンと私の頭を叩き起床を促す。
今日もそんな朝でございました。
昨日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、吉永小百合が登場。これには驚かされた。舞台俳優ではなく映画監督でもなく、「映画俳優」が登場したのは初めてではないかしら(不正確、ゴメン)。
10ヵ月にわたる取材のメインは、先に私が観た映画「最高の人生の見つけ方」の撮影。それだけに一つ一つの言葉がとても心にしみた。
にしても、これまでの映画撮影は、テストを重ねて本番だったのに、今はいろんな角度から撮影することを初めて知った。
ともあれ、昭和を代表する女優・吉永小百合の「素顔」に出会えて、嬉しかった。
我がパートナーは社交家ではなく、自宅で花を育てその種を取り、お友達などを配る暮らしだった。従って、夜はテレビを見ながら、収穫した種を袋詰めにする日々であった。
そんなパートナーが退職後の唯一と言っていいほどのお付き合いは、2~3ヵ月に一回開催される同じ退職した園長仲間三人でのランチ会。会場はいつも畠瀬本店。
その畠瀬本店に一昨日行くと、いつもの席にお二人が語らっておられた。そんな光景には、これまでも時々に出会っていた。一昨日も、少しだけご挨拶させていただいた。
ただ、その席にパートナーがいないことが切なくて、少しだけ涙が流れた。
パートナーは、ハガキはいつもNHKの朝ドラと大河ドラマのハガキを使用していた。朝ドラのハガキが来ると、「先生からだとわかる」と言われていたようだ。
そのハガキをNHK岡山放送局にいただきに行くのは私の役割。昨日、久しぶりに、いただきに行った。
しかし、今はパートナーには渡せない。切ない。
そのNHKのカウンターで、今年の紅白歌合戦の申し込みを書いたチラシを聞くと、「ゴメンナサイ、今年の受け付けはもう終わりました」とのこと。
昨年、お正月を一人で過ごすのもイヤだなと思って、初めて申し込んだが当然当たらなかった。カウンターの女性も、「私も毎年申し込んでいるのですが、一度も当たったことがありません」と。「でも、出さないと当たらないしね」と私。しばし、何気ないお話し。
ともあれ、一人で東京に行くのは無理と思うまで、今後毎年応募を続けようと思っている。NHK紅白歌合戦を生で観ることを、昨年から「終活」の一つに加えている。
昨日の「津山珈琲倶楽部」から届いた「津山だより vol.133」に、 「秋のみまさかスローライフ列車」が、11月9日(土)・10日(日)と走るというお知らせがあった。
パートナーは自然が好きで、「井原鉄道」の乗り放題に行ってみようといい、楽しんだこともあった。
そんなことを思い出し、何だか行ってみたい気分となった。でも、誘ってみたが、パートナーからの返事はなかった。ま、晩秋の一人旅も悪くないんでない。
一昨日、さつまいもを掘った。2/3を掘ったのだが、収穫量はほぼ例年通りで一安心。何しろ安納芋好きの友人に頼まれているので、収穫時には緊張する。
ただ、昨年から同じ畝で植えている安納芋が虫食い状態。ナンデダロウ、困るし疑問。作物を植えた後、肥料などを一切やらないで、サツマイモの苗を植えているので土は貧しいはずだが、少なくなくミミズが土の中にいる。そのミミズが食べているのだろうか。悩ましい。
今年は葉物も一切種から育たなかった。春菊やサニーレタス、サンチェなど、二度種を植えたが育たなかった。ナンデダロウ。
ホント、畑でのお野菜づくりは難しい。そろそろ運と天候まかせではなく、「科捜研の女」の榊マリコさん(沢口靖子)のように「科学が解明するものしか信じない」とばかりに、少しは勉強が必要なのだろう。勉強ができないで、嫌いな私は立ち尽くしている。