神社のお正月用の「大しめ縄」をつくる藁の確保へ、稲を刈り稲架にかけた
今年、我が講中は「お稲屋」当番となっている。年間を通じて高蔵神社(地元にある遙拝所も含めて)のお世話、お祭りや正月を迎えるお飾りなどのお世話を担当している。この我が地区の「お稲屋」は、岡山市の無形文化財として映像も保存されている。
さて昨日は、その神社の正月を迎えるための「大しめ縄」を作るための藁の確保に向けて、提供していただく方の田圃での稲刈りだ。通常は機械で脱穀もして刈るが、この場合は手狩りだ。そして、それを稲架にかけて天日干しし、十分乾燥した後に「しめ縄」づくりをする。それを、高蔵神社やその参道へ飾る。それらは12月中旬に行う。
そんな刈り入れ時期を迎えている稲作の田圃だが、ウンカの発生で稲が枯れているのがたくさん見つかる。一年間丹精込めて育てて、収穫を前にしてウンカにやられるのは、農家の方々にとっては耐えられないことだろう。その悔しさが伝わってくる。
一方、この稲作の収穫の時期は、畑作業をしている私個人にとっても忙しい。畑づくりに不可欠な稲藁と籾がらをお願いして確保しなければならないからだ。この時期にお願いして、一年間使う。今日は刈り入れを終えた田圃に、稲藁を束ねに行ったが、もう少し乾燥してからの方がいいとのことで後日とした。
また、脱穀を終えた後の籾がらも、既にお願いしている。この二つを強い武器として、畑作業を頑張りたいと思っている。まさに今、収穫の秋をこうした形で満喫している。
精錬所跡、海岸、今回は海水浴場を舞台とした維新派・犬島公演に魅せられた
02年7月に、岡山市芸術祭のメインプログラムとして開催した岡山市犬島での維新派公演「カンカラ」。私が文化行政を担当して、最初の芸術祭に登場していただいた。その犬島の銅の製錬所跡を利用した舞台「カンカラ」を観た衝撃は今も忘れない。
以来、維新派公演と主宰者・松本雄吉さんの「追っかけ」をしている。東京・新国立劇場での公演や、滋賀・琵琶湖での野外公演にも行った。屋内公演にも、欠かすことなく行っている。
さて、今年で三回目となる維新派犬島公演。松本さんが犬島で公演場所として選んだのは、最初が先に書いた製錬所跡、次が海岸、そして今回は海水浴場が選ばれた新作野外公演「MAREBITO」。もう多分、犬島で松本さんの心を捕らえるロケーションはないように思える。それだけに、楽しみにして観た。感激したのは公演最終日。
ところで、この維新派の屋外公演につきものなのが、屋台村だ。国籍不明とも言える様々な料理が楽しめる。私がいつも楽しむのはモンゴルパン。長い行列に耐えて並んで買うので、余計に美味しさを感じる。
さて、私が維新派の舞台に心揺さぶられるのは、その造形美だ。公演地に選んだロケーションを活用して、素晴らしい舞台を魅せてくれる。それ故、再演はない。まさに一期一会、その場所限りでの公演だ。それが魅力だ。松本さんの創り出す舞台は、まさに感動の一語だ。
今年の犬島の海水浴場を活かした舞台、潮騒がとても素敵な効果音ともなっていた。それにしても、美しかった。心揺さぶられた。そして、今から10年以上も前に、始めて維新派公演を主催した当時の苦労を思い出したりもした。
それにしてもこの日、我が心許す友が-その友は維新派の大ファンであるのだが-元気でともに公演を観ることができたことも嬉しかった。前回の新作野外公演地であった琵琶湖の公演は急に入院して行けなかっただけに、今回ともに観られたことを嬉しく思った。海に沈む夕日も、上空に輝く月もとても美しく輝いていた。
二日連続しての「スタバ」、今日は「歌舞伎・観る会」の活動の構想を練った
昨日に続いて、今日も「スタバ」で少しだけ時間を過ごした。持参した本は、田辺聖子の対談集『男と女は、ぼちぼち』(朝日新聞出版刊)だ。しかし、今日は本のページは開くことなく、いよいよ来月の16日に開催する「備前おかやま大歌舞伎」公演のことや、片岡愛之助丈の岡山凱旋公演となる、来年の「備前おかやま大歌舞伎」公演に向けた、「おかやま・歌舞伎・観る会」の活動について構想を練った。
現役の頃は、出勤前1時間くらい喫茶店でコーヒーを飲みながら毎日仕事の企画を考えたものだ。ノートに思いつく前に様々に思い浮かぶことを書き込み、少しだけ時間をおいて、またその構想を練り直す。そんなことを繰り返して、一枚の企画書をまとめる。
そのやり方は今も続いており、私が関わっている取り組みについてノートにメモして考える癖がついている。そんな時間は、私にとってとても大切な時間だし、とても楽しい時間でもある。
昨日は「スタバ」で昨日、是枝裕和監督の『歩くような速さで』を読んだ
日曜日に「満車」で振られた、そのスターバックスけやき通り店に、昨日と今日と連続して行った。昨日は福山雅治主演で話題の映画「そして父になる」の是枝裕和監督の初エッセイ集『歩くような速さで』(ポプラ社刊)を読んだ。
この『歩くような速さで』は、是枝監督作品「奇跡」公開当時の2011年に西日本新聞に連載したエッセイが収められている。私は是枝監督作品はほとんど観ているのだが、「奇跡」は観ていないことに悔しさを感じつつ読んだ。
そして、「原子力発電所の危険性について、僕は無知だったわけではない。だから『だまされた』と怒る資格はない。権力と企業が結託し、地元住民の声を札束で黙らせ、御用学者に安全性を語らせるやり口は水俣病と何ら変わっていないからだ」等と書く是枝監督に、映画「そして父になる」で大いに感動をもらっていただけに、さらに心を寄せた。エッセイ集は著者の顔が見えて嬉しい。今後の是枝監督の映画づくりに、大いなる期待も抱いた。
朝夕めっきり寒くなり季節は晩秋、物思う秋で来年春の観劇について悩んでいる
日中は温かいが、朝夕は寒くなりそろそろ暖房が恋しくなっている。近年、春と秋が短くなっている。やはり、春夏秋冬と四つの季節が巡る美しい国・日本であれかしと願う。
明後日には、もう11月。時間が流れるのが、とても早い。それでも、ここまでどうにか元気でやってこられているので、何とか新しい年を迎えられそうな予感がしている。そろそろ新しい年の手帳も購入しようと思う。
さて今、物思う秋を過ごしている。それは来年のことなのだが。原因は言うまでもないが松たか子だ。松たか子が串田和美作・演出で22年ぶりにコクーンに登場する傑作音楽劇『もっと泣いてよフラッパー』(1977年の初演)の観劇日程で悩んでいる。
この舞台は来春2月8日~3月2日までシアターコクーンで上演され、その後3月には大阪(シアターBRAVA!)でも公演があると発表されている。その一方で、三浦春馬と蒼井優を迎えて開催される劇団☆新感線の新作『五右衛門ロックⅢ』は3月公演と発表されている。
これまでの例だと、劇団☆新感線の公演は、過去には大阪で幕が開け、その後東京で公演されたことがあるが、しかし未だその公演日程の発表はない。ともあれは、まずは松たか子の舞台の東京のチケットを抑えて、劇団☆新感線の日程発表を待とうかなと思う日々だ。そろそろ、発表して欲しいと思うのだが・・・。深まりゆく秋、私的には物思う秋だ。
歌舞伎俳優の中村橋吾丈が指導する「なりきり歌舞伎体操」教室 岡山初開催!
私も参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」が主催して開催する「なりきり歌舞伎体操」開催の具体的な内容が、以下の通り決定した。申し込み殺到が予想されるが、先着順だ。よろしく。
今「歌舞伎が熱い」、そんな中で、日本の伝統芸能「歌舞伎」の姿勢や動きを取り入れた「歌舞伎体操(=エクササイズ)」に参加して、背筋を伸ばして美しい姿勢を獲得しよう。歌舞伎俳優よろしく歌舞伎の所作、歩き方、正座などを体験できます。楽しみながら、体と心の美しさが獲得できる「歌舞伎体操(=エクササイズ」だ。
この「教室」の講師は、若手人気歌舞伎俳優の中村橋吾丈だ。体操教室と合わせて、短時間だが中村橋吾丈を囲んでの歌舞伎茶話会(お茶とお菓子付き)も予定している。あなたも是非ご参加を。
「なりきり歌舞伎体操(=エクササイズ)」教室
*日 時 2013年12月15日(日)13時30分~15時30分
*会 場 ルネスホール金庫棟2Fワークルーム
*内 容 第一部 なりきり歌舞伎体操教室(講師・中村橋吾丈)
第二部 中村橋吾丈を囲んでの歌舞伎茶話会(お茶とお菓子付き)
*参加費 2000円(お茶とお菓子付)
*服 装 運動着(動きやすい服装)、足袋または靴下、飲み物もご用意を
*定 員 25名(先着順)
(書籍:『なりきり歌舞伎体操』(ポプラ社刊)。HP:「なりきり歌舞伎体操」
*主 催 おかやま・歌舞伎・観る会/ルネスホール・空間創造委員会
ニニキネのランチ、とても美味しいがいささかカロリー過多で心穏やかでない
いつもは「ニニキネアワー」を利用させてもらっているが、昨日はランチを楽しんだ。私の好きなメニューは、メインがクロワッサンとスコーンだ。しかし、前菜もメインもそしてデザートも、まさにカロリー過多。
「食欲の秋」を生きている私であり、その一方ではウォーキングすらしていない私なので、今ダイエットは至上命題だ。なのに、なのに、このカロリー過多のランチ。
自分でもわかってはいる。でも、でも、「わかっていて」それで「できれば」言うことはないが、人生そうそう上手くはいかない。そうなのだ、甘いものが我慢できないのだ。トホホ、の我が人生だ。でも、でも、本気で「本格的にダイエット」に取り組まなければと思う今日この頃。ホント、心から思ってはいる・・・。
日曜日にルネス「公文庫カフェ」でランチ、スタバは駐車場が満車で入れず
日曜日は、ルネスホールで開催された<東北を感じ、考える 『イーハトーブ in ルネスⅢ』>の受け付けをした。ただ急な所用が入り[宮澤賢治を介した鎮魂と記憶]~原発事故後の生き方を探る『遊学 in ルネス』総集編の伊吹圭弘さんと能勢伊勢雄さんの対談は聞けなかった。残念。
その受付前に、ルネス「公文庫カフェ」でランチとした。ハヤシライスだ。ページをめくったのは、写真/ことば小西貴士『子どもは子どもを生きています』(フレーベル館刊)。子どもたちの表情がとても良い。添えられた言葉もステキ。子どもたちが心豊かに笑顔いっぱいで生きてくれることを、心から願った。
ところで、このルネス「公文庫カフェ」はまさに穴場で、ステキなカフェだ。ランチも美味しいし、夜も10時までオープンしている。シンフォニーホールや市民会館からも近く、コンサートなどを楽しんだ後のおしゃべりにはもってこいだ。是非とも、ご利用を。
さてその日曜日、私が「読書ルーム」として愛用しているスターバックスは、満車で入れなかった。やむなく引き返した。休日の賑わいは半端ではない。こうして、一日は過ぎてゆく。季節は秋から冬へ向かっている。
フェイスブックからフェイドアウトした、今後もこのブログの訪問をよろしく
昨日の最低気温は10.2度(因みに最高気温は19.9度)と冷え込み、「寒い」と感じた。秋の深まりというか、そろそろ冬の到来を感じている。我が家の近くの田圃では、稲刈りが盛んだ。今年の稲は害虫・ウンカの発生で、厳しい収穫だそうだ。そのウンカ、10年ぶりぐらいの発生だそうだ。そう言えば、今年の「ゆふいん文化・記録映画祭」で、ベトナムに異常発生するウンカとの闘いの記録映画を観たことを思いだした。被害の少なからんことを。そして頑張れ日本農業、だ。
さて、このところこのブログとフェイスブックを併用して楽しんできた。しかし、私的にはどうにも無理があり、昨日でもってフェイスブックからフェイドアウトさせていただいた。
これからは、細々ではあるが、そしてまた貧しいブログであるが、当分の間はこのブログの毎日更新を続けていきたいと考えている。お時間があれば、今後も訪問していただければ幸いだ。よろしくお願いする。
松竹座「10月花形歌舞伎」を楽しんだ、片岡愛之助丈と上村吉弥丈にご挨拶
文化三昧だった10月中旬の三連休。まだその報告をアップしていなかったので、もうそろそろ報告をしなければと焦っている。まずは12日からの三連休の初日・12日のことだ。大阪松竹座へ、片岡愛之助丈が座頭の「10月花形歌舞伎」公演の観劇ツアーに参加したご報告だ。日記代わり故、お許しを。
この大阪松竹座の観劇ツアーは、私が参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」が主催して、毎年1月と7月に取り組んでいる。最初に取り組んだのは1978年であり、もう15年も続いている。私はほぼその全てに参加している。考えると凄いことだ。しかし、歌舞伎のことはほとんど知らないのだから困ったものだ。まさに、トホホ、だ。
さて、今回はいつもの(1月と7月)の観劇ツアーではないが、片岡愛之助丈が座頭ということで、応援の意味も兼ねて特別にツアーを取り組んだ。1977年の私たちの「歌舞伎・観る会」の立ち上げに参加していただいたのが、片岡愛之助丈だからだ。当時、愛之助丈は25歳。そして16年の時間が流れ、今や松竹座の座頭として、一ヶ月公演を支えている。
そして、来年11月には初の座頭として地方巡業をされ、我が岡山でもその公演の引き受けて開催する予定としている。そんな片岡愛之助丈の楽屋にお邪魔して、「来年の『備前おかやま大歌舞伎』公演を、「愛之助丈の岡山凱旋公演」と位置づけて開催させて欲しい」とお願いすると、「ありがとうございます」と笑顔でお答えいただいた。改めて、来年も頑張ろうと思いを新たにした。
それにしても、テレビドラマ「半沢直樹」に主演して、まさに愛之助フィーバーはもの凄く、楽屋は狭いと思うくらいにお花が届けられていた。楽屋口の廊下にまで、並べられていた。また、松竹座周辺のお店には愛之助関連でいっぱいだった。上村吉弥丈のブログでも、「松竹座の正面の向かいの『たこくくる』の『倍返したこ焼き』を食べた」ことがアップされていた。私が楽しみにしていて「アルション」のケーキは、これまた愛之助人気で満席で食べられなかった(店内に来店の写真あり)。悔しい。
さて、この日は上村吉弥丈と上村吉太朗場の楽屋も訪問させていただいた。上村吉弥丈には、この2年「上村吉弥が魅せます 歌舞伎の魅力」をシリーズとして開催していただいている。このシリーズの総集編として、来年4月29日(火・祝)に、上村純弥丈、上村吉太朗丈とともに、ご出演いただく予定としている。このことについて、少しだけ打ち合わせもさせていただいた(後日詳しくご報告させていただく)。
その上村吉弥丈は、先の上村純弥丈、上村吉太朗丈とともに新たな企画も検討されておられるともお伺いした。早く具体化されて、私たちに魅せていただけることを期待している。
さて、肝心の舞台であるが、私たちは午後の部の「夏祭浪花鑑」(関西ヴァージョン)を観劇した。「通し狂言」であるだけに、たっぷりと楽しめた。この舞台は平成中村座で今は亡き中村勘三郎の団七を、そして「四国こんぴ歌舞伎」では市川海老蔵の団七を観た。今回は愛之助丈の団七の熱演と、備中玉島の一寸徳兵衛の女房お辰を演じた上村吉弥丈の演技に魅せられた。
さて、この舞台を楽しんだ後の連休明けに、私たちの「備前おかやま大歌舞伎」のチケットの抽選を終えて発送してたくさんのお電話をいただき、舞台の観劇は吹き飛んでしまっていた。この文章を書くことで、その感動が蘇ってきた。