昨日の朝日新聞土曜版「be」で、「応用行動分析学」なる学問分野を初めて知った。いつもながらに浅学非才な私だ。
昨日の「be」の一面トップ「フロントランナー」は、応用行動分析学者の奥田健次さん。今年開校した生徒数22人の西軽井沢学園さやか星小学校を運営する学園の理事長さん。
奥田さんは語られている。「日本の学校って、できても褒めないけれど、ダメな時には叱りますよね。不適切な行動を叱って減らそうとするのは、ネガティブな支援です。私たちが取り組んでいるのはその逆で、あたたかい行動ができたらきちんと褒める。目標が達成できたらしっかりと認める。すると、ポジティブな行動が増えて、結果的にネガティブな行動が減っていきます」。
奥田さんが語られる具体的な行動について、なるほどと納得できるが、それを実践するには時間と忍耐が必要と思う。でも、子どもの頃からそんな対応をしていると、子どもたちは豊かに成長すると思ったり。
さて、今週号の「be」には山田洋次監督の連載「夢をつくる」(第32回)が掲載されていて、前回に続いて笠智衆さんが取り上げられていて、興味深く読んだ。
また「はじまりを歩く」は、原稿用紙がテーマ。これまた興味深く、原稿用紙に関わるたくさんの思い出が蘇ったりもした。
昨日は「be」を隅から隅まで読んだ。とても楽しかった。毎日届けられる新聞を、毎日隅から隅まで読めたらいいのだが、現実には見出しを追うのが精いっぱいの私。情けないし、悩ましい。トホホ、だ。