明日から4月消費税がアップする、暮らしの先行きを考えるとブルーになる
いよいよ明日からは4月。サクラ、サクラと浮かれているが、消費税がアップする。貧しい暮らし故、買いだめをする資金とてない。それでも、ガソリンはWアップということで、給油に行った。大変な列を覚悟していったのだが、案ずるより産むが易し、そんなに混雑していなかった。
その消費税について、一昨日ランチを楽しませてもらった畠瀬本店の店主さんも対応に悩まれ、「値上げをせざるを得ないが、お客様に来店していただけるだろうか」と不安を口にされていた。ホント、消費税増税には怒りが収まらない。
今日は年度末、明日からは4月。花咲く春、本来は心がウキウキする季節だが、暮らしの先行きを考えるとブルーになる。そんな我が心を、畠瀬本店に中庭に咲く花々が慰めてくれた。
『イエス・キリストの生涯』に続き、遠藤周作『イエスの生涯』も読んでみよう
宗教とは無縁の私ではあるが、聖書ややキリスト教について読み解いた小川国夫の『イエス・キリストの生涯』を、興味深く楽しく読んだ。そのついでと言ってはヒンシュクものだが、同じクリスチャンである遠藤周作の著作を読みたくなった。
私が遠藤作品で何より感動したのは、1966年に刊行された新潮社書き下ろし特別作品『沈黙』。買った夜に、夜を徹して読み終えた。私はこの『沈黙』の中で、「仲間や司祭を売り何度も告侮を繰り返す」キチジローに限りない親近感をいただいた。
「長崎を訪れた遠藤周作が目にした踏絵には、それを踏んだ人々の『黒ずんだ指の痕』があった。そこに『信仰を裏切った人の声』を聴いたことがこの小説を書くきっかけとなった」と聞く。キチジローは、踏絵を求められるとイエスの顔を踏み、それでも神に救いを求め、「弱い人間にこそ、神は必要なのでは」と問う。繰り返し読んだ。名作だ。
そんなこともあり、長崎にある遠藤周作文学館にも行った。遠藤周作文学館が立地する長崎市外海地区は、かくれキリシタンの里としても知られており、遠藤文学の原点と目される小説『沈黙』の舞台となった場所だ。「沈黙の碑」も建立されている。
そんな名作『沈黙』や『イエスの生涯』(新潮社刊)についても、読んで見ようと思っている。
心のオニを描く画家・しの武さんの素敵なおに画と優しい笑顔に惹かれた
一昨日は、心のオニを描く注目の画家・しの武さんにお目にかかれ、お話しもできてとても感激している。もちろん、素晴らしい作品に感動もしている。今、倉敷の「ギャラリー十露」で開催中の「おに画展in倉敷」でのことだ。
先月、しの武さんの自伝的エッセイ『もう、なげかない』(小学館刊)を読んで心を揺さぶられ、是非ともお目にかかりたいと願っていた。
「生後すぐ母に捨てられ、ヤクザだった父は刑務所へ。養護施設で育ち、16歳で出産。33歳でおばあちゃんに。生きるのに精一杯だったどん底の人生で見つけた人間の本当の幸せとは?」と著書表紙に書かれている。
過ごしてきたそんな猛烈な人生を感じさせない優しい笑顔に惹かれた。このしの武さんの「おに画展in倉敷」は、今月末まで開催されている。しの武さんの素敵なおに画に出会われることをオススメする。
「読書ルーム」としたスタバで、若くてチャーミングな女性と会話が弾んだ
今日、いつものスタバを「読書ルーム」としていた。読んだのは、大変な感動を呼んだ映画「おくりびと」の原案となった『納棺夫日記』の著者である青木新門著『それからの納棺夫日記』(法蔵館刊)。
ふとお隣をみると、若くてチャーミングな女性が『個人事業主・フリーランスのための得する!法人成り』(中央経済社刊)を読んでいた。その可愛さと、少しだけミスマッチな感じがして、思わず声をかけてしまった。
「お若いのに、何か事業をやられているのですか」と。とても魅力的な方だったので、お話ししてみたいという下心みたいなものがないではなかったか。
それでも彼女は、税理士事務所で働いていて、そのため勉強をしているとのこと。「よく、お店には来られるのですか」「どんな本を読まれていらっしゃるのですか」等々と、笑顔で語りかけてくれたりもした。
そして、その彼女はお店は違うもののスターバックスでアルバイトをしていたこともあるなど、話題は様々に拡がっていき、楽しい時間を過ごした。しばし、会話が弾んだ。
それにしても、今日も暖かい一日だった。昨日開花宣言があった桜が、どこでも美しく咲いている。警察学校横の桜並木は、もう見頃。
お花見場所の桜も咲いて4月1日は見頃となるだろう、後はお天気を願うのみ
4月1日に友人たちの予定しているお花見の場所は、我が「読書ルーム」へ行き帰りする途中にある。
そこで、桜の開花状況をチェックするために立ち寄ってみている。最初は今月22日に行った。まだ蕾が固かった。25日には蕾が色づいていた。そして昨日・29日には開花していた。
日本人は桜が好きだが、私も大好き。昨日も桜カーニバルの始まった旭川土手の桜を、車から眺めた。たっぷり桜見物できたが、まだまだ楽しもう。
今年の「備前おかやま大歌舞伎」公演、まさに片岡愛之助丈の岡山凱旋公演
私も参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」の過日の「3月定例スタッフミーティング」で、今年の「備前おかやま大歌舞伎」公演の概要が決定した。今年の公演のフライヤーは、6月頃となるようだが、とりあえず報告しておきたい。
ここでも何度も書いてきたが、今年の「備前おかやま大歌舞伎」公演の座頭は片岡愛之助丈。、1977年の「歌舞伎・観る会」の立ち上げの際に駆けつけていただいたのが、当時25歳の片岡愛之助丈。その意味では、まさに「岡山凱旋公演」だ。是非とも、たくさんの方に観て欲しいと心から願う。
その片岡愛之助丈も出演する大人気となったテレビドラマ「半沢直樹」のPART2の、この秋の放送も決定していると聞く。またまた、大ブレイクして、そのことがたくさんの観劇につながることも期待している。
「備前おかやま大歌舞伎 2014」公演のご案内
今年の公演の座頭は、今大ブレイク中の片岡愛之助丈です。1977年の「おかやま・歌舞伎・観る会」の立ち上げに駆けつけていただいた、当時25歳だった片岡愛之助丈。今回の公演は、まさに岡山凱旋公演となります。是非とも、ご観劇をお願いします。
ところで、今年の座頭の片岡愛之助丈も出演され、大ヒットしたテレビドラマ「半沢直樹」のPART2のこの秋の放送される予定ともお聞きします。いっそうの愛之助フィーバーが予想されます。昨年は優先予約の段階でチケットがソールドアウトとなりました。本年もよろしくお願いします。そして、優先予約開始まで、もう少しだけお待ちください。なお、市川男女蔵丈の出演が新たに決まりました。是非とも岡山へ、そして「備前おかやま大歌舞伎」をお楽しみください。
◆演目&出演者、観劇料金等について
一 「彦山権現 誓助剱」(杉坂墓所 毛谷村)一幕二場
出演 片岡愛之助 上村吉弥 中村壱太郎 市川男女蔵
一 舞踊「団子売り」 竹本連中
出演 片岡愛之助 中村壱太郎
*日 時 2014年11月23日(日)14時~
*会 場 岡山市民会館大ホール
*料 金 S席6000円(当日7000円)、
A席5000円(当日6000円)
B席3000円(当日3500円)
(第二希望、第三希望まで記入のこと)。
◆チケットの販売について(フライヤーは6月頃完成予定)
*会員限定特別優先予約 …7/1~7/末
(会員お一人につき二枚まで予約可能、会員割引料金・S席5500)
*(一般)優先予約 …8/15~9/15
*前売り券販売 …10/1~(残席がある場合のみ)
*当日券販売 …残席がある場合のみ販売
(予約いただいたチケットは抽選の後、9月下旬に発送予定)
なお、入会申し込みは6月末まで(来年からは、入会金が必要となります)。是非とも、今年入会いただきますよう、ご案内させていただきます。
大橋家住宅での森田恵子さんの山本周五郎『初蕾』の朗読、心から酔いしれた
「ごらんなさい、この梅にはまた蕾がふくらみかけていますよ、去年の花の散ったことは忘れたように、どの枝も初めて花を咲かせるような新しさで、活き活きと蕾をふくらませています」。
倉敷にある築215年の国指定重要文化財の大橋家住宅の静かな佇まいの和室に、森田恵子さんの凛とした声が拡がってゆく。75分、まさに息すらもしないかのように、その朗読に引き込まれた。昨日はそんな素敵な時間を過ごした。
その催しは、「第7回朗読ラボ&ラブ ~山本周五郎『初蕾』~ 朗読・森田恵子」。これまで何度か森田恵子さんの朗読は楽しませてもらっているが、昨日は格別に感動し心から酔いしれた。
特別展「山本遺太郎 坂本明子 吉田研一 詩人3人展」、開幕が待ち遠しい
吉備路文学館で4月1日から開幕する特別展「山本遺太郎 坂本明子 吉田研一 詩人3人展」、これは待望久しい企画だ。岡山を代表した文化人であった山本遺太郎さん、しかし没後山本遺太郎さんという「岡山の文化界の巨人」とも言うべき方について、これまでその業績・功績をまとめたものが少なかった。
ただ演劇については、赤木愼平さんが、土曜劇場を中心にまとめているものがある。今回の特別展では、山本遺太郎さんの詩人としての側面を取り上げ、かつ私もご縁をいただいていた詩人・坂本明子さんも含めた特別展。ワクワクしながら、その開幕を待っている。
ところで、吉備路文学館の「鬱金桜茶会」が4月19日(土)に開かれる。これまた楽しみ。
「紙本・書籍保存修復士」の存在と、東日本大震災の被災地の活動を知った
映画「おくりびと」の大ヒットで、一躍知られた存在となった「納棺師」。東日本大震災での復元納棺師・笹原 留似子さんの、その後著書で知った。
そして堀米薫著『思い出をレスキューせよ! “被災地をつなぐ”被災地の紙本・書籍保存修復士』を読んで、「紙本・書籍保存修復士」なる存在を初めて知った。同時に、「製本家」である金野聡子さんの東日本大震災の被災地の活動も初めて知り感動した。
洗浄した写真は446,795枚。全ての写真を、関係者に返却することを目指して取り組まれ、ナント400,711枚が返却されているとのこと。写真の修復作業もスゴイが、ほぼ90%に達する返却率もスゴイ。
この世界、知らないことだらけ。様々な文化に接して、様々なことを学べる。それはいくつになっても、嬉しいこと。
「ルネスホール ~夢は世界へ~」の収録、二人の素敵な女性に見惚れた
今日は岡山シティエフエム『RadioMOMO(レディオモモ)』に出演させていただいた(録音)。「ルネスホール ~夢は世界へ~」の30分の番組。その前日、予定されたルネスの関係者が出演不可となり、急遽私に回ってきた。
そこで、私が参加している「ルネス空間創造委員会」の取り組みである「演劇on岡山」と「世界無形遺産 『能』を学ぶ」(4月3日開催)について、お話しさせていただいた。
そして合わせて、せっかくなので私が関わっている11月開催の「備前おかやま大歌舞伎」公演や、大好きな松たか子のことも。滑舌悪く、脱線のしっぱなし。緊張して、マイクも飛ばした。パーソナリティーの上別府千晶さんからは、「マイクを飛ばされた方は始めて」、とにこやかに。
にしても、上別府千晶さんといい、ディレクターの女性といい、美しいだけではなく心の豊かさと内面の輝きが笑顔に現れていて、とても魅力的な方。お二人の素敵な女性に見惚れて、話しはしどろもどろ。何だか恥をかきに行った感じ。
それでも、ステキに輝くお二人に出会えて、我が心は春。流していただいた曲は、松たか子「明日、春が来たら」。後楽園横の川土手に行くと、桜が美しく咲いていた。心が弾んだ。